毎年この頃になると、森林の仕事ガイダンスが大阪、東京で開かれる。
大阪は1月19日(土)に大阪市北区の梅田センタービル。
東京は1月26日(土)に千代田区の東京国際フォーラム。
たいてい私も毎年、大阪会場に顔を出して全国から集まる森林組合などのブースで、近年の状況伺いをするわけだ。知り合いにも会うこともある。もし面白いゲストが来ていたら儲け物でもある。それで全国の現場感覚を仕入れるつもり。
しかし、最近はイマイチ気持ちが乗らない。この聞き込みで新しい情報が得られる気配がないというか、面白みにかける。
いつぞやは、隣の会場でやっていたアグリフォーラム?だったか農業系の雇用募集をやっていて、こちらの方が面白かった記憶がある(^^;)。そして本命のはずの森林の仕事会場を早々に退散してしまった。
今年は会場も少し変わるようだし、何か新しいネタが得られるだろうか。いや、もう林業ネタは食傷ぎみか。梅田に出るのなら、別の面白い場所があるかもしれない。
さて、どうしようかなあ。もし参加される方がいたら、声をかけてください。具体的にお会いできる人が予想できた方が面白いし。
……ところで、来年度の林野庁の予算請求を見ていると、「緑の人づくり」総合支援対策という項目があった。この中の「緑の雇用対策」に森林の仕事ガイダンスも含まれるのだろうが、ほかにもある。ちょっと引用する。
1.森林・林業新規就業支援対策 5,318(4,810)百万円
① 「緑の雇用」新規就業者育成推進事業 4,869(4,500)百万円
就業ガイダンス及び林業作業士(フォレストワーカー)研修(集合研修とOJTを組み合わせた3年間の体系的な研修)等に必要な経費を支援します。
② 緑の青年就業準備給付金事業 400(272)百万円
林業大学校等において、林業への就業に必要な知識・技術等の習得を促進し、将来的に林業経営をも担い得る有望な人材として期待される青年を支援します。
③ 多様な担い手育成事業 49(38)百万円
高校生等に対する就業体験、就業ガイドラインの整備等による女性の活躍推進、林業グループの育成に対する取組等を支援し、多様な担い手を育成します。
林業大学校や女性の就業も重視しだしたか。
加えて、こんなものもあった。
2.新たな森林管理システム導入円滑化対策 30(―)百万円
〇 新たな森林管理システムの円滑な運営を図るため必要な技術・指導力を有し、市町村の森林・林業担当職員を支援する人材を養成するとともに、その技術水準の維持・向上を図るための継続教育等を実施します。
新たな森林管理システム……森林経営管理法と森林環境税の導入に合わせて市町村の職員を鍛えるのか。まあ、セミナー受講するぐらいだろうけど。
そして、全体の政策目標はこうある。
○新規就業者の確保(1,200人[平成31年度])
○林業労働災害死傷者数(平成29年比5%以上減少[平成34年まで])
○林業労働災害死亡者数(平成29年比15%以上減少[平成34年まで])
○新たな森林管理システムの支援を行える技術者の育成(1,000人[平成35年度まで])
新規就業者を確保するのと同時に何人が引退・退職していくか。プラス何人を目標としているのだろうな。ともあれ、労働災害はなくしてほしい。
コメント