Yahoo!ニュースに「盗伐しても不起訴。その背景に透けて見える林業の闇 」を執筆しました。
この問題、そもそもは私が約2年前にヨミウリオンラインに執筆した記事なのだが、それゆえ私の中では最初の一報を果たしたのだから終わったつもりだった。後は大マスコミに後追いしてくれよ、と。(もっとも、極めて動きは鈍かった。)
それが動き出したのは昨年あたりから。裁判ざたになったことで、マスコミも取り上げやすくなったらしい。いよいよ私の出番はないと思っていたのだが……。
それでもウォッチングは続けていたし、各所から情報は入ってくる。それに、新聞社やテレビ局が取材する際に私にコメントを求めてくるのだ。2年前のネット記事が今も生きているからだ。
これぞ、飛んで火に入る夏の虫(笑)。私は最新の事情は持っていない。現地の動きもそんなにつかんでいない。せいぜい林業界の裏事情というか、盗伐が起きやすい背景の説明をするだけだ。
だが、その機会を使って私も情報収集するのだよ。記者の現地取材で得た情報とバーター取引というわけ。持ちつ持たれつ。え、マスコミ同士の馴れ合いだって? いや、真剣勝負だよ。
それでも簡単には記事にできないものだ。この手の記事は、気をつけないと藪蛇になる。記事にも書いた通り、「誤伐か盗伐か」の決め手が明確にないし、時間が経ってからの被害者の言い分は扱いづらい。両論併記は私の信条に合わないし。誤ったことを書いたら攻撃されるだろう。
そこに、連絡を受けたのが不起訴に対して検察審査会への申告が行われたこと。
うむ。これは確実な動きだ。しかも、まだ全国マスコミは動き出していない。(地元紙、地元テレビ局だけだろう。) ならば、書ける。
というわけでまとめたのでした。こう見えても、慎重なのだよ。とはいえ、しょぼい内容にしないためにギリギリの線を狙っている。
コメント