青島の鎮守の杜
今更だが、宮崎に行ってきた。
どこに行ったかというと、青島である。チンタオではなくアオシマ。かつての新婚旅行先ナンバーワン(古い)
とはいえ「やっぱり青島」。外せない観光地ではないか。
私は幾度目か覚えていないが、訪れるのは10数年ぶりだろう。ああ、この「鬼の洗濯岩」。波蝕地質ファンには、垂涎の的ではないか。
と言っても、さすがにこれだけではイカン。やっぱり青島なのである。青島神社も参拝せねば。
ところで青島は、貝殻が積もった真砂島だそうである。たしかに砂浜も貝殻片が多かった。ちゃんと貝殻を奉納するところもある。
だが、目に留まるのは、やはり島を覆うビロウ樹の森。これはヤシの一種だが、約5000本ぐらい生えていて、最高樹齢は350年にもなるという。ほかにもクワズイモやハマユウなども見える。亜熱帯植物群落として国の特別天然記念物に指定されている。つまり青島神社の鎮守の杜は、ビロウ林ということになる。こんな亜熱帯性の植物による鎮守の杜というのも珍しいだろう。海幸彦伝説の起源とも聞くが。
なんにでも神が宿るのである。
« 宮崎県庁前の花咲かニャンコ | トップページ | 毎日の「国有林改革」記事の裏事情 »
「森林学・モノローグ」カテゴリの記事
- 賀茂川のキショウブ(2022.05.27)
- 大楠と、怪しい樹齢(2022.05.25)
- 「大睡蓮」を見てきた(2022.05.22)
- 伊能忠敬(2022.05.21)
- 河川敷の木は伐るべき?(2022.05.13)
コメント