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森と林業の本

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2019/05/01

連休生駒ガイド・古墳にコーフン!

このところ気温の乱高下があったせいか風邪を引いた。いったん引っ込めたコタツにもう一度もぐり込んでいる。だから平成から令和へ、なんて世間が騒いでいるときもテンションだだ下がり。ああ、今夜ももう一度寝る。

そんな中で、いつまで続けるのか連休生駒ガイド。10連休中、全部やるか?私は出かけられないのに……。

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生駒山系は、古代遺跡が多い。宝庫と言ってもよい。面白いのは縄文遺跡に弥生遺跡、そして古墳時代の遺跡が重なっていることだ。とくに古墳が多い。私も子供の頃から古墳に入って遊ぶのは常套だった。
大阪と奈良にはさまれた生駒山は、古代史的には二つの都の間にあって豪族が覇を争った地でもある。それだけに古代の王らしき巨大な墳墓もある。また奈良時代は生駒山で土器類を焼く工房があったらしい。実は我が家には某遺跡から掘り出した土器片がたんまりある(^o^)。私は小学校の頃は縄文式土器を掘っていて、今は古墳時代の須恵器を掘っている。

さて大阪側の山麓にはいくつもの古墳群があるが、ここは山畑古墳群。30幾つかの古墳が見つかっているのだっけ。今は整備されて古墳公園となっているが、私の子供の頃は野放し状態で、一部にはホームレスが住んでいた。

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まあ、こんな石室があれば、住むには申し分ないような気がする。高さは2mを十分に超えていたし、広さも4畳半ぐらいはあるのではないか。もちろん大小さまざまだが。ここに入って石を眺めていると心地よいのだよ。

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奈良側にも少なくない。とくに平群町(へぐり)は古墳の宝庫。これは西宮古墳と言うが、中に石棺がそのまま残っている。なんでも、この石棺の材料は兵庫県内の石らしい。向こうから運んだのか? くり抜いてあってもかなり重いだろうに、それを可能にした権力者がいたのだ。
それにしても、石室に入って石棺触り放題ですよ。中に入って寝てもいい(ホントか?)。古代史ファンにはたまらんのじゃないかね。

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なお山畑古墳群の中には東大阪市郷土博物館があって、遺跡の発掘物が展示されている。こんな土偶や人間像も出てきているのだなあ。

 

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生駒山中・身近な自然」カテゴリの記事

コメント

初めまして。”カフェが田舎を救う?”や”森林環境税”の記事を興味深く読ませて頂きました。

突然ながら私も親から譲り受けた田舎の家と、山林の事で頭を悩ませていたところ、こちらの記事が目に留まりました。都心ではお洒な落なカフェブームなどの昨今ですが田舎ならではの魅力もあり、ぜひ生かせればとも思うのです。

残念ながら私は妙齢のご婦人でもない中年男性ですが、お忙しいとは思いますが少しお話をお伺い出ればと連絡いたしました。

宜しくお願い致します。

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