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森と林業と田舎の本

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2019/05/28

米中摩擦と国産材価格と古紙予想

私は基本、業界紙みたいな木材価格や需給予想、さらに景気判断みたいな記事は書くまい、と堅く心に決めているのだが、たまにはやってみたくなった(笑)。イーカゲン

そのきっかけは、今起きている米中経済摩擦だ。アメリカがいきなり中国産品ほとんどの関税を上げている。それに対抗して中国は、6月から米国に報復関税を課すことを決めているが、その対象に木材も含めている。これがどのように影響するか。

米材、とくにスプルースなどの関税は、10%から20%に上がるから、中国の輸入は減るだろう。となると、アメリカ林業界は、売れ残った米材を日本などに売りつけようとする? もっとも、それ以前に日本も住宅着工件数は減少の一途だ。昨年の木造住宅の新設戸数は54万1905戸まで減っている。ならば米材価格はより一層下落するかもしれない。ユーロも下落しているからか、欧州材も安くなっている。

外材が安く手に入るなら国産材も下がっていくだろう。

そういや、宮崎では、一時期スギ丸太1立米が1万4000円まで上がっていた(これは全国平均より高い)のに、今はまた1万1000円まで下がったと聞いた。これは季節要因もあるだろうが、じわじわ国産材の安売りが進むかもしれない。もっとも宮崎では、かつては9000円台だったのだから、今でも高止まりと見ている人もいたが。もし全国でこの金額になったら恐慌状態になるんじゃないか。

 

面白いのは、中国がアメリカから輸入していた古紙が激減している点。25%関税が課せられて半分近くまで落ちたという。その代りに買われているのが日本の古紙。当然上がり続けている……と思ったのだが、最近は落ちているのね。。。中国は環境問題から廃棄物輸入を制限したからだと言われている。古紙も廃棄物扱いなのだ。

さて、日本の古紙がなくなるのか、それともだぶつくのか。日本の製紙工場は、多くが古紙対応になっているからなくなると困るはず。その分、パルプを使えばいいというほど簡単じゃない。紙全体の値段が上がるかもしれない。それでトイレットペーパーが不足してパニックになる……とは起こらないか(笑)。とりあえず買いだめしておこう\(^o^)/。

 

ま、経済紙に目を通して、こんな戯れ言予想をしているのも一興だ。当たるも八卦、当たらぬも八卦。。。

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コメント

どこまで確かか分かりませんが、中国の産廃規制で行き場なく悲惨な状況の廃プラスチックと異なり、故紙に関しては日本からの輸出は活発なようですよ。米国とは関税の問題もありますが、寧ろ米国産の故紙の選別度合が酷く量はでるがその質が問題だったと。それに比べて選別度合が高く、品位の安定している日本の故紙が需要旺盛だとか。
国内も通販が割拠な事も有り、段ボールメーカーはフル稼働状態で、原料のバージンパルプだけでなく回収故紙の手当も必死ですが、これが結構取合いで難儀しているそうです。
輸入木材の相場に詳しいわけでもありませんが、2x4材の価格がかなり上昇している事から少しでも国産材に活路はあればと思いますが・・・・どうなんでしょう。

古紙の質の問題もあるんですね。日本から古紙がどんどん輸出されたら、日本の製紙会社は困るでしょう。
一部はバイオマス燃料にもなりますからね。

ただ古紙価格なんて、日替わりで変わるらしく、あまり当てにならない(笑)。
アメリカの林業界も、中国が買わないと伐採量を減らすから、逆に日本への輸出量も減るという見立てもあるそうで……。なかなか素人が予測してもわからないものです。

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