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森と林業の本

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2019/06/12

「大草原の小さな家」を見た

先日(土曜日の朝)、BSプレミアムで朝ドラの「なつぞら」を見て、そのままテレビをつけっぱなしにしていたら、なんと「大草原の小さな家」が始まった。デジタルリマスター版が、BS4Kに続いてプレミアムでも放映を始めたらしい。声優も一新している。

思わず見てしまう。

Photo_20

昔、よく見たなあ。。。インガルス一家のアメリカ開拓時代の話だが、ちょうど「なつぞら」には北海道の開拓話が含まれているから重なるところがある。

しかも、私の過去の記憶では、すでに移住して移り住んでからの話ばかりだったのだが、今回目にしたのは、第1回目で移住を始めたところだった。森の中の家を発って、馬車で一家は大草原を旅する。そして、ここは、と思う場所に小屋を建てる。

それが、まさに伐ってきたばかりの丸太を皮も剥かずにそのまま積み上げるログハウスだ。隙間だらけで土間のまま。屋根は馬車の幌。
そうか、こんなスタートだったのか。しかも予告編からすると、どうやら、その地は安住できずにまた場所を移すらしい。何度もログハウスを建て直すのである。

もちろん現代の視点で見たらアメリカ先住民(インディアン)の土地を奪う話なのだが(それは「なつぞら」も一緒だろう。拓いた牧場は、アイヌの土地を奪ったのかもしれない……)、その時代にとっては汗の臭いのする開拓なのだ。ほんの少し前にあった「たくましい人々」の世界である。こんな人々から見ると、今の日本の田舎暮らしが児戯に見える(^^;)。

時代は、日本の明治維新の頃とほぼ重なる。当時のアメリカは、一方で日本に黒船を送り込んでいるのだが、西部に暮らす人々はこんな状態だったのだろう。意外と気づかない同時代の多面性。

ともあれ、今後もちょくちょく見そうな予感。

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