世代交代杉とシカガール
春日大社の境内を歩くと、何かと発見がある。
今回見つけたのは、こんなもの。
春日大社、春日山に生えているスギを春日杉と呼ぶ。実は吉野杉の元になったとも言われているのだが、こちらは天然杉だ。その大木がたくさんあるわけだが、なかには枯れるものも出る。とくに近年は台風の大風で倒れるものが多く出ている。
そうなれば伐って処理せざるを得ないわけだが……その切株に次世代が育っていた。
太い親スギ(の切株)と、その切株の中から生えてきた次世代杉が、ここまで見事な対比を見せるのも面白い。小スギは何年生だろうか。10年も経っていないように思える。切株は腐って栄養たっぷりに見えるから生長がよいかもしれない。
ちなみに春日杉はわりとウロをつくりやすく、とくに大木は早くから内部が腐るから、この子スギも早くから生えていたのかもしれないなあ。
ほかにも、こんな観光客も見所。最近は、ナラシカより観光客観察の方が面白いと感じるのであった。
多分、中国人旅行者と思うが……ちゃんと角を生やしているよ。
ただ、この角はニホンジカじゃないね。トナカイだ。おそらく近くの土産物店・コンビニや百均ショップで売っているもの。通常はクリスマスだけの商品だが、奈良では年中売ってます(笑)。
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