『絶望の林業』をHP掲載
ふと、『絶望の林業』をホームページに掲載していないことに気づく。
最近は、わりと放置状態だが、私のホームページもあるのですよ。実は二段仕込みで趣味と仕事の両方なのだが、「仕事館」にはこれまで出版してきた著作を紹介している。そこに『絶望の林業』を追加することにした。
森林ジャーナリストの仕事館 絶望の林業
あわてて作ったので、何の工夫もない。背景を珍しい紫にした程度(^^;)。
ただ「目次」は全部載せたうえに、「はじめに」を全文掲載。ここでしか(無料で)読めないから、ご笑覧あれ。
ここを読んでから本物の本を手にとるかどうか決めていただいたらよい。
今後、手直しを続けようと思うが、まずは告知しておく。さらに無料で読める章を入れようかと思案中。
なお、趣味の「安楽椅子探検家のヴァーチャル書斎」もよろしく。今後は、こちらにも力を入れていく所存だ。趣味を仕事にして、両方を合体させようという魂胆。
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『絶望の林業』拝読しました。私は北海道で林業の仕事に従事して主に道有林で作業しています。
田中さんの本は何冊か読ませて頂きましたが今回は私自身仕事をしながら、問題点として感じていたことを本にしていただき嬉しかったです。
正直なかなかこの業界は公務員の天下り先や、仕事してますアピールが本当に嫌になりますが、少しでも我々作業員の作業環境や待遇などが良くなれば良いなぁと思う次第です。
ではお身体にお気をつけ下さい。
第2段『絶望の林業』も期待してます。
投稿: ヒグマ | 2019/08/29 17:41
林業家の方にそう言っていただけると幸いです。抗議が来るかもしれん、と思っていましたから(笑)。
政策も問題ですが、まずは現場作業員の安全と待遇改善が喫緊の課題ですね。さもないと、何をしても無駄。
第2弾……はあるのでしょうか。
投稿: 田中淳夫 | 2019/08/29 19:56
お返事ありがとうございます。
私は以前は地元の山守になって良い山を造りたくて最初は森林組合に入りました。しかし正直この業界の体質に嫌気がさして、今は割り切って道有林で仕事してます。
この国で本当に良い山を造ろうって思ったら自分の山を自分で補助金をもらわずにやるしかないんですよね。
しかも手を掛けた分のリターンがなく完全に趣味としてやるしかないと感じてます。
本当に残念ですが、これが僕がこの業界で出した結論です。
多分ならないでしょうが、労働の対価に値する全うな値段で木材を取引出来ないのであれば本当に本当にこの業界は終わってると思ってます。
長々愚痴って本当スミマセン。
北海道に講演会等で来ることあれば教えて下さい。是非参加します
投稿: ヒグマ | 2019/08/30 18:49