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2019/08/18

銘木揃いの住宅のお値段

初対面の人からSNSで誘われて、大和郡山市の建築現場に行く。

ここで使われる木材をコーディネートしたのだというが……。もう、銘木がてんこ盛り。

まず外装側壁。

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これ、スギの赤身?しかも和釘。

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仏間の框には、黒柿を入れている。

天井には太い曲がり松の梁が入っているし、すごい伝統的和風建築か、と言えばそうでもなく、洋室もある。

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これはダイニングキッチン。扉やカウンターはアパの大木だ。フローリングはカリン。ほかにも国産材だけでなく外材も含めて銘木がてんこ盛り。トイレにはクス。30種は超えるんじゃないか。わざと和室に外材も使っているし、国産ヒノキも巨大節のあるものを利用していたりする。部屋数も2階を含めて数多い。

なんとも贅沢な家……とても下々の人間には手が出せない豪華な住宅。と思いかけたが、聞いてみると、施主は30代のサラリーマン夫婦だという。普通にローンを組んで建てているのだそうだ。私の想定では4000万円前後か。

銘木を探して取り寄せて使うととてつもなく高くつくが、在庫を上手く使えば十分収まるそうだ。これこそ適正価格。
銘木・役物の名で時価になりがちな日本の不合理な流通価格を見直すことはできるのではないか。

 

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木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

凄いですね。溜息が出ます。

似たような家を計画していますが、とてもここまでは・・・
こちらは在庫ではなく、市場に出たものを安く買い集めてます。
5年かけてようやく揃ってきました。

扉の金具が気になります。
あんな重量物を吊り下げられる、吊り戸金物があるんですね。
(アパではなくボセに見えますが)

5年がかりで木材を集めるというのもスゴイですね。むしろ、そうした家の方が思い入れも強くなるのではないでしょうか。

ちなみに、扉の一枚板、私も動かしましたが、意外なほど軽かったですよ。どうした工夫があるのか。素材がアパというのは、納入した人が言っているので、まちがいないと思いますが。

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