ブックオフの裏口で見たもの
あんまり見たくないものを見てしまった。
買い物で車を走らせていたら、そのコースにブックオフがあることを思い出し、ちょっと寄り道。駐車場のある店舗の裏側へと回ったのだが……そこでみかけたのがパッカー車。いわゆるゴミの収集車である。
この店から生ゴミが出るとは思えないんだけどな、と思いつつ眺めていたら、ガラガラと回っている回転板で圧縮されているのは……本だった。
係員も、裏口から大きなバスケットや段ボール箱をかついで出てきたかと思うと、その中身を投げ込む。もちろん、中身は本。
そうか、ブックオフの買い取りも、「これは値がつきません」というものもある。あるいは何年間も本棚で売れずに処分することになる本もあるだろう。それらは、こうしてゴミ収集に出されるのね(泣)。。。せめて古紙回収に出すんだと思っていたが、完全にゴミか。あるいは、このパッカー車は古紙回収をしているのか。
別にブックオフがどうだというのではなく、どこでも行われているのだろうけど。(ちなみに最近のブックオフは、新しい本でも買い取らない場合がある。結構、選別するみたいだ。)
ちょいと身につまされる。後で店内を見て回ったら、私の本も1冊見つけたよ。新書だけど、誰か買ってくれないとゴミ扱いされるよ~。
そりゃ、毎日毎月、膨大な出版物が刊行されているから、それらは時間差はあれど最終的にゴミとなるのは理解しているが、パッカー車で圧縮されるのを目にするとなあ。やはり普通のゴミと書籍は感じ方が違う。
『絶望の林業』、4刷決定したのはよいけれど、しっかり人の手に渡りますように。
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