オオカミの聖地でみたオオカミ
超大型台風19号が日本列島に向かっているとのことで、メディアもてんやわんや。先の15号の際には、千葉の大被害をスルーしてしまい、その反省からだろうか。
しかし、あまりに「超大型台風が上陸する!」「早く対策を!」と連呼されるとしらけてくる。単に台風をネタに盛り上がっているだけじゃないか。あまり騒ぎすぎて「オオカミ少年」になってしまわないように。
と言っても、奈良は今のところ平穏です。おそらく生駒山の霊力に守られているからでしょう、知らんけど。
そこで今夜は、のほほんオオカミネタ。
先日、東吉野村を訪れた。ここは吉野林業だけでなく、もう一つの聖地だ。それはニホンオオカミ。1905年、マルコム・アンダーソンが現東吉野村小川で買い取った遺骸を最後に、ニホンオオカミは日本列島から姿を消したからだ。その後、福井等いくつかの地域でオオカミがいたという記録はあるが、公式には確認されていない。だから、東吉野村はニホンオオカミ終焉の地として聖地となったのだ。
そのことを記事にした。
大和森林物語48 幻の生きものたち① 謎だらけのニホンオオカミ
もっとも、ここでは記事ではなく、取材を通じて村内で発見したオオカミを。
これは有名?なニホンオオカの銅像。実はイヌより小さい。
こちらはモンゴルオオカミ(タイリクオオカミ)の毛皮。もちろん本物。聖地に奉納?した人がいる。比較的新しいが、モンゴルでもオオカミは希少種になっていたはず。密猟かな?オイオイヾ(- -;)
これは村内喫茶店にあるトルコのオオカミの剥製。おそらく種としてはタイリクオオカミだろう。もちろん本物。剥製コレクターの遺族からの寄贈。やはり聖地には、各地からオオカミに関するものが引き寄せられてくるのだ。
ちなみにタイリクオオカミはでかい。ニホンオオカミの2倍くらいありそうで、生きた個体と向き合ったら震え上がりそう。これを野に放せ、と主張している団体もあるのだが。。。
なお毛皮も剥製も、どちらも間近に観察できる。並んで写真も撮れる。そして触れられる。オオカミファンよ。羨ましいだろう(⌒ー⌒)。やっぱり東吉野にオオカミは似合うのだ。
村内のどこにあるかは、リンク先の記事を読んでいただきたい、有料だけど。
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