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森と林業と田舎の本

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2019/10/31

幻のオオミミズを探せ!

昨日は、京都で開かれた森林総研関西支所の公開講演会に顔を出してきた。

テーマは「森林の小さな生き物たち」。土壌動物のことである。アリやセンチュウの専門的な話もあったのだが、私が引っかかったのは、土壌動物の分類と研究状況。

土壌動物は、0,1ミリ以下のセンチュウなどを小型、2ミリまでのダニやトビムシなどを中型、2ミリ以上のアリやミミズなどは大型に分類するらしい。そして日本で研究が進んでいるのは、意外やセンチュウやトビムシなどで、大型のミミズなどは遅れているという。

そこで、私が取り上げたいのは、大型も大型、幻のオオミミズ。通常?の数センチのミミズではなく、20センチ以上、いやできれば50センチ以上のミミズである。

まずは10月29日に毎日新聞奈良県版に掲載されたこの記事を見てほしい。

1029

奈良県には、未知のオオミミズが発見されているのだ、それも2種類も!

一応、日本で最長のミミズとされているのは2015年に発見されたハッタミミズ96センチとされているが、ミミズの長さはあんまり当てにならない。伸ばせば伸びるし、死ぬ(乾燥する)と縮む。だから重さが一番重要らしい。その点ハッタミミズは、やたら細い。重量はしれているだろう。それにこのミミズは東南アジアからの外来種ではないか、持ち込んだのは江戸時代の金沢の豪商・銭屋五兵衛(密貿易で東南アジアにも行っていたらしい)持ち込んだのではないか、という想定も(以前は)あったのである……。

ともあれ、太くて長いミミズを見つけよう。なかには直径が2センチほどある太いミミズもいるそうだ。日本で記載されているミミズはざっと50種類ぐらいらしいが、おそらく生息しているのは200種は下るまい。そもそもミミズの研究者は少なく、十分に新種を発見できる可能性がある。とくに大きければ日本最大級を謳うことだって可能だ。なお新種登録するためには同種を2個体必要となる。外観だけでなく解剖して内蔵を調べ記載しないといけないからだ。

ただ探すのも土の中だから簡単ではない。可能性としては、雨で土壌の含水率が上がると土から出てくる確率が高い。だから林道の法面のような土の断面部分や、そこから落ちて土や落葉の溜まった側溝が狙い目。見つけたら土と一緒に捕獲して、大急ぎで記事にある連絡先(奈良県立磯城野高校の吉田教諭)に。できる限り生きた状態が望ましい。記事は奈良県民だけに呼びかけているが、全国どこでもよろしい。

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十津川村で発見された仮称・トツカワオオミミズ。(渡辺弘之・京都大学名誉教授提供)

 

 

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