Y!ニュース『「緑のダムは無駄? それとも…』と「天気の子」
Yahoo!ニュースに『「緑のダムはムダ? それとも……最新科学から考える森林の治水機能』を書きました。
唐突だが、今夏よりロングラン上映を続けている新海誠監督のアニメ「天気の子」。このストーリーを思いきり短く言えば、何年も東京に雨が降り続ける話である。
終わり方(主人公の決断)を「これでいいのか?」と議論があったそうだが、私は、どちらか選択しろと言われたらそうなるわな、人の心の仕組みはこうなっているのだよ(笑)と思った。ただ見ていて私が気になったのは、物語の冒頭だけでも、3か月ぐらい雨が降り続けているという設定であること。おい、それでいいのか?
そんなに雨が続いたら、その時点で東京は都市機能を停止しているだろうに。それが、最後には「もう3年~」だったので、もはや日本は沈没している(´Д`)。日本という国が壊滅しているか、せめて遷都しなくてはならないだろう。たしかに下町は水没しているような会話はあったが、そんな程度で済むはずがない。それは、今回の水害から連想してもわかるはず。
なぜ雨が降り続けるのか、多少とも(こじつけでもいいから)科学的な理由付けがあればとも思うが、一切無視して降り続いていると言われても。結局、天気の神様に見入られた彼女のなせるわざか?
あるいは雨だけ・東京だけに限定せずに、異常気象全般にする(夏に雪は降ったけど)とか世界的現象とすれば、現実に起きている地球規模の気候変動をほのめかしになるのだろうが、あえてそんな方向性やテーマ性は選ばなかったのね、監督は。
さて今回の記事は、今年は9月10月と主に東日本で猛威を奮う風水害に触れて、少し科学的に取り上げてみようと思ったわけである。で、またも谷誠先生のお世話になった(^o^)。
昔から繰り返されている「緑のダム」論だが、常に新たな知見が出てくる。それだけ研究が進んでいるわけだが、一般人にはどんどんわかりにくくなっていく。結局、「緑のダムってあるの?」と聞かれれば、「あるけど、効果は限定的だし、それを左右するのは人間には難しいし…」とごにょごにょ言わなくてはならなくなる。
とはいえ、9月に千葉の風害記事で110万アクセスも稼いだのだから、今月は地味で、あまり素人の興味を引かない話題でも取り上げるのも私の勤めだと思うのである。少しでも最新知見を知り、「俗説」に対するリテラシーを身につけるために。
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