『絶望の林業』朝日新聞書評
『絶望の林業』、朝日新聞の書評欄で紹介されました。
なおネットの「好書好日」でも読めます。書き手は、どうも新聞記者ぽいと思ったら、論説委員でした。
ちなみに、拙著は以前はしょっちゅう朝日の書評欄で紹介されていた。とくに『「森を守れ」は森を殺す!』の出版時には、なんと書評欄で「ここまで書かなくても」と批判?されたのだ。この本は、「絶望の自然保護運動」的だったからね。そして森林ジャーナリストという肩書を最初に使ったのは、その書評ではなかったか。
今回は、タイトルに「環境も経済も持続へ 希望探る」とある。『絶望の林業』のうち希望を記したのは、6分の1ぐらい、それも「無理でしょ!」という絵空事なんだが、そこに注目するとはお目が高い(笑)。
今回の紹介では、プロフィール欄に「フリーの森林ジャーナリスト」としたうえに、著書として『森林異変』(平凡社)と『樹木葬という選択~緑の埋葬で森になる』(築地書館)を並べている。このチョイスは謎だ。『森と日本人の1500年』(平凡社)でもなければ、『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』(築地書館)でもない。文字数の関係かね?
ともあれ、共同通信の書評が全国の地方紙に掲載されるのに合わせて広がってほしい。
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