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2019/10/19

ジビエをペットフードに!

農水省は、ジビエの利用拡大に熱心だが、今度はペットフードの加工を推しているようだ。そして「ジビエペットフードシンポジウム」を開催するという。

ジビエ利用拡大フォーラム内
ジビエペットフードシンポジウム

日時:令和元年10月21日(月曜日)15時30分~17時30分
会場:農林水産省 本館7階 講堂

内容は、ジビエ利用モデル地区の取組事例の説明及び意見交換
〇捕獲鳥獣の有効利用のためのジビエ協力隊について(長野県長野市)
〇シカ・イノシシ丸ごと1頭活用ネットワークの構築(兵庫県県内広域)
〇外食事業者が求めるロットの確保のための統一規格の運用(岐阜県西濃ブランチ)
〇研修により解体処理技術等を新規施設に移転(鳥取県東部地区)
〇高級部位以外をおいしく加工(和歌山県古座川町)
〇学校給食やペットフード等幅広い需要開拓を推進(大分県県内全域)
ジビエ利用拡大に向けた対応方向
 

私は、昨今の鳥獣害を防ぐために主にシカを駆除するのは致し方ないと思いつつ、それをジビエに利用するというのは無理だろうと思っていた。なぜなら、駆除目的で獲ったシカを食用にするのはハードルが高いからだ。

たとえば銃で撃つには胴体はダメ。内蔵の大腸菌などが肉に飛び散るからだという。頭か首、あるいは胸を撃ち抜かなくてはいけない。
かといって罠猟も難しい。かかった個体は暴れて蒸れ肉になるからだ。それに毎日見回りするのはキツい。
それに仕留めてからせいぜい2時間以内に解体場に運ばねばならないのも厳しい。かといって山の中、川の水などを使った解体は衛生上売り物にはできない。ま、ほかにもいろいろあるが、人が食べられるようにするのは大変なのである。

ただ一つ。ペットフードはどうか、と思っていた。シカのジャーキーや骨付き肉は、イヌネコの高級やおやつとして人気だと聞いたからだ。やっぱり野生の肉は食肉目の動物を奮い立たせるようだ。ペットの健康志向も高まっている。需要は結構あるだろう。

Kiji1img シカ・ジャーキー。

材料としては、蒸れ肉でも構わないようだし、これまで人間は食べない肩肉やすね肉も使える(人間はモモとヒレ肉しか食べない)。シカ肉は牛肉などに比べ、低脂質で高タンパクと栄養価が高いだけでなく、稀にいるウシアレル ギーのイヌへの需要も見込まれる。加工時に、人間用ほど衛生面で気をつける必要もない。

すでにペットフードに使われるシカ肉もあるのだが、それはミンチにして配合飼料と混ぜた品で、業者に卸すだけでは安価で利益が出ない。しかし、ジャーキーへの加工なら捕獲者自身でもできる。ようは乾燥させるだけだから。そして高価だ。

とまあ、このように考えていたわけだ。駆除個体をジャーキーにして利益を出せば、それなりに駆除も効果的になるのではないか。

さて農水省が音頭を取って、そんなに上手く行くかどうかはわからないが、珍しく方向性としては私の意見と一致した(笑)。

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ナラシカ・動物・獣害」カテゴリの記事

コメント

北海道ではエゾシカの様々な部位をペットフードにして売ってる店があるぐらいですからねえ

部位別ですか。それば進んでいますね。ペットも好みがあるのかしら。年寄りイヌはヒレ肉だとか(笑)。

通販
https://www.rakuten.co.jp/kitanogourmet/

エゾシカファームではアキレス腱もドッグフード(お菓子)として売ってるみたいです。
http://www.shariken.co.jp/ezoshika/sub/pickup04.html

イヌ用お菓子ですか……。なかなか贅沢。シカの味を覚えさせて猟犬に仕立てるとか。

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