ゲーム「キコリの王朝」の日本版を!
こんなゲームがあることを知った。
直訳すると「木こりの王朝」になるが、ようは林業のシミュレーションとロールプレイングゲームのよう。
私は一切パソコンのゲームはしないのでやり方は全然わからないのだが、説明文を読むと、魅力的な資源である木材によって独自の王朝を築くゲームのようである。王朝とはあるが、ようは林業会社。森から木を伐り出しさまざまな製品に仕立てて、ビジネスを成長させるのだ。
スタートは、父親から受け継いだ荒廃したロガーキャンプ。ようは森林の伐採基地か。それらを立て直してしっかりしたビジネスにする。
まず家の修理(ここからか!)と、ロガーキャンプ自体を修繕し、古い製材所も再稼働させる。そして、いよいよ木を伐採し、工場に運んで、さまざまな製品をつくっていく。
生活、ビジネス、木こりの要素を組み合わせてシミュレーションしていくエンターテイメントなんだと。
版元はオーストリアの会社だが、舞台はアメリカっぽい。あるいは一昔前のヨーロッパ? 日本語版もないけど、誰か試してください(^o^)。
逆に日本語版なぱぬ日本版を作ってほしいな。また別のスリリングを味わえるよ。
まず親から広大な森林を相続する。大金持ちや、と小躍りするが、帳簿を見て真っ青。森は切り売りしてはならぬという遺言があったので自宅と貯金で相続税を払う。しかし親がつくった借金を返すのに四苦八苦して、とうとう土地を処分。よし事業を始めようと思っても、森林組合は当てにならないことがわかり、作業員の募集と養成に取りかかる。そして森林経営計画づくり。しかし、森林の境界線が確定していないため、てんやわんやの騒動の末に裁判を経て、なんとか確定する。
さあ、森づくりをしようと思い、いかに補助金をたくさん引っ張ってこれるかに頭を絞る。道を入れる。はげ山部分に植林する。ところが台風で山崩れ発生。山火事騒動もあって、一番金になりそうな山がなくなる。
それでも伐採事業を開始。ところが搬出したら、素人の悲しさで傷だらけの丸太は二束三文。また借金をする。一念発起で製材業に乗り出し、新木工商品をつくるが、流通に載せられずに在庫の山。輸出にチャレンジしたら県森蓮の横やりが入るし、建築家と組んで直販したら欠陥住宅だと訴えられる。もう木材はダメだ、と森林観光を仕掛けてキャンプ場とアスレチック場をつくるが、今度は自治体が横やり。許可が下りずに開業できず……う~ん、どうしてもハッピーエンドな展開を思いつかない(泣)。
でも、なんとか王国を建設してね。王国がダメなら帝国でも。ダースベーダーになりきろう。木がダメなら砂でもいいから。築こう、砂上の楼閣を……。
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