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2019/12/27

奈良県・新森林条例のパプコメ始まる

気がつけば、これが奈良県のHPに公開されていた。

奈良県の
「(仮称)奈良県森林環境の維持向上により森林と人との恒久的な共生を図る条例」
「(仮称)奈良県県産材の安定供給及び利用の促進条例」
の制定に向けたパブリックコメント募集である。

私は、このうち「(仮称)奈良県森林環境の維持向上により森林と人との恒久的な共生を図る条例」に関与している。

ようするに条例づくりの委員会に参加していたのだ。ほぼ2年間もかけたから、それなりに思い入れはある。ちなみに、この長い条例名(仮称)は知事のお好み(^o^)。

Photo_20191226120401

もちろん、すべて私の思い描いた通りになったわけではないが、なかなか苦心の作だけに皆さんも目を通してもらいたい。

いろいろ新機軸もある。私の選ぶ注目点は、この2点。

まず「恒続林づくり」を掲げたのは、政策としては日本で初めて・唯一だろう。木材生産と環境を両立させる森づくりをめざすという、なかなか野心的な宣言に近い。
さらに「奈良県フォレスター」の養成も掲げている。こちらは同時期に設置条例ができたら、再来年度に開校する予定だ。このフォレスターの画期的なことは、身分は県の職員であること。そして転属が原則ないこと。赴任地の森を長期間担当して管理できる。ペーパーだけの管理ではなく、現地を歩いて森を見て判断するためだ。

ほかに小さな点だが、「レクリエーション、スポーツ、教育文化活動等を目的とした森林の利用促進」という文言も入れてある。私はもっと具体的に、森のようちえんや木育に県内の森を使うことを奨励する文言を期待したのだが盛り込めなかった。しかしこの文言を敷衍して、森林の自由権(他者の森であっても、レクリエーションや教育のためなら立ち入って利用してもよい)の精神まで読み取り、奈良県内で実行に移す人が現れることを期待するのだが。

せっかくだから、ご意見を寄せていただきたい。

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