「産業補助金は禁止」に合意なんだが……
ふと目に止まった記事。
新聞にも載っている。
大雑把にまとめると、日本と米国、EUは、産業補助金を巡る世界貿易機関(WTO)規制の強化を求めていくというものだ。これは中国を意識した圧力との見方だが、ちょっと内容が気になる。
日米欧が無条件で禁止する補助金の対象として、4つあるという。
「際限のない保証」
「信頼できる再建計画のない破産またはその危機にある企業に対する補助金」
「過剰能力の分野または産業における独立の民間資本から長期の資金または投資を調達することができない企業に対する補助金」
「一定の債務の直接的な免除」
ある意味、当たり前の内容だ。産業は自律的に営まれるべきであって、政府が補助金の形で資金を注入すると、大きな齟齬が生まれる。中国はこれをやっているというのだが……。
字面を追いかけると、これは林業にぴったり当てはまらない? ずっと赤字なのに際限なく出し続けているし、破産状態の森林組合もあるし、どこも融資しない事業に融資どころか返済の必要ない助成をするし、債務の免除だって……。
ちょうど、こんな新聞記事もあった。
今の政治は、タガが外れた底抜けのバラマキで、ルール無視の無責任体制なんだそうだ。そして「世も末です」。
これは、林業・木材業界のバブルだから、そのうち弾けるわなあ。
« 本屋でトークショー | トップページ | 某所某組織のゴタゴタとラーメンの味 »
「政策・行政関係」カテゴリの記事
- 台湾の街路樹(2024.09.29)
- バイオマス燃料の調達(2024.09.01)
- 「財務省が獣害対策におかんむり」な理由(2024.07.29)
- 「生物多様性を高めるための林業経営」とプラチナ構想(2024.07.17)
- 推進するのは、疎植林業?(2024.06.08)
コメント