マンガで語る民法改正……と森のしくみ
たまたま手にしたマンガ冊子「桃太郎と学ぶ民法(債権法)改正のルール」。
鬼退治から返ってきた桃太郎を襲う法律トラブル!さあ、新しい民法はいかなる判断をするか。桃太郎危機一髪!? 鬼ケ島の宝を持ち帰った行為は不法行為なのか?通販の約款に書かれてあった小さな文字の妥当性は?? 保証人になると、どんな債権も負わされるのか???
なんて内容。ようするに、マンガで法律を学ぶものなんだが、実は今春の民法改正は100年に一回と言われるほど大きな変革が行われる。それを伝えるものだ。とくに約款や賃貸借、消滅時効、そして保証人の保護に関する改正は、民法始まって以来の大改革!!……かどうかは知らないけれど、注目に値するものだ。
なかなか、萌える(笑)。桃太郎の鬼退治後日談という設定もウケル。ネットでも話題になっているようだ。読みたければ冊子がなくても、法務省のホームページに行くとダウンロードができる。
それで思い出した。林野庁でもマンガは花盛りなのだ。「林政始まって以来の大転換」といううたい文句も似ているが……。
「マンガで知ろう森林(森の働き)森林づくり」なんてページもある。
ちょいと拝借すると、こんな感じ。
マンガで解説……なんてのは、今更のようでもあるが、お役所仕事的には新しいのか?
内容も、ん?森林土壌が水を溜める???とかツッコミたいところもあるのだが、それは水文学者に任せよう。
しかし、「おじいちゃんが小さい頃は森なんてほとんどなくて丸裸でさ」というセリフがあるのだが、現在10歳くらいの子供のおじいちゃんというのは何歳ぐらいだろう? そのおじいちゃんが子供の頃とは何年前だろう。大目に見ても70歳ぐらいで60年前ぐらい?
つまり1960年代か。その頃なら、もうかなりの山は植林と放置(薪炭の採取中止)で、緑がもどってきた時代だと思うのだが。そりゃ地域差もあるだろうが。いや80歳代なのかもしれないなあ。
ともあれ、マンガの流行る霞が関界隈なのであった。
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