「着るロボット」によるウォーキングツアー募集
これまでいくつかのメディアで紹介してきた「着るロボット」。パワードウェアを林業にも応用しようという動きがある。
そこに「着るロボット」を身にまとってのツアーが企画されている。開発した奈良の株式会社ATOUNと旅行会社が組んだのだ。
京都での実証実験ツアー
KNT-CTホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、社長 米田 昭正:以下、KNT-CT)とグループ会社のクラブツーリズム株式会社(本社:東京都新宿区、社長 小山 佳延:以下、CT)と株式会社ATOUN(本社:奈良県奈良市、社長 藤本 弘道:以下、ATOUN)は、ロボティクス技術を活用した歩行支援用の「着るロボット」=パワードウェア プロトタイプHIMICO(ATOUN提供)を用いた歩行サポートツアーを正式にコースラインアップに追加し、本日より発売いたします。
すでに「ツーリズムEXPOジャパン2019(2019年10月)」で「着るロボット」体験会や、10名限定で募集した実証実験を兼ねたツアーを京都で実施していたが、正式にツアー商品として販売することにしたのだそうだ。
そして第1弾は「世界遺産・宇治上神社と宇治のまちなみウォーキング」
<ツアー概要>
■コース名:「着るロボット」で歩行をサポートする体験ツアー 世界遺産・宇治上神社と宇治のまちなみウォーキング
■出発日:2020年3月3日
■旅行代金(お一人):2,500円
■申込受付:コース番号:B0910-981(10:00集合)/B0911-981(13:30集合)
■集合・解散】京阪宇治駅(集合)/宇治公園(解散)
■旅行企画実施:クラブツーリズム株式会社 関西テーマ旅行センター
https://tour.club-t.com/tour/relation?r=KAN99487
*WEBにてコースの詳細をご覧になってお申込みください。
*サポートスタッフが同行いたします。
ちなみに使われる機器は
<使用機器 パワードウェア プロトタイプHIMICO(ATOUN) 詳細>
日々の歩行を支えるパワードウェア。歩行支援用パワードウェアのHIMICOは、坂道歩行で最大19.0%、階段の上りでは最大17.8%、砂地の歩行では最大30.7%の支援効果。快適な着心地を目指して、歩く姿勢や癖などの個人差を意識したアシスト制御手法の開発、および、さらなる小型軽量化に取り組んでいます。
■プロトタイプ仕様
想定装着者:身長155 cm~190 cm、腰回り100 cm以下(服を着た状態での寸法)
重量:2.5 kg
(仕様および外観は、予告なく変更されることがあります)
私が着用した様子。
なお参加対象者は、高齢者や体力に少し自信がない人のほか、最先端のテクノロジーの体験をしてみたい人も歓迎だそうだ。実際、このパワードウェアを応用して、山登りがどこまで楽になるかを考察するのもよいだろう。いつか林業にも応用が効くようになるかもしれない。
ただしパワードウェアによるサポートは、あくまで歩行のアシストであり、まったく歩行ができない方が歩けたり階段を昇り降りができるようになったり……するものではないのでその点は理解のほどを。
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