トーキョーで奈良県会議の不思議
コロナウイルスの蔓延するトウキョウから無事帰還しました。オイオイ…。
地下鉄などはマスクマンだらけ、さすがにマスクの本場ですね……ということじゃなくて、私が危機感なさすぎ?
この時期に東京を訪れたのは会議に参加するためだったのだが、その内容は、奈良県の土地利用懇談会。
当然、奈良が舞台なのだが、委員メンバーの多くが東京在住ということで、あえて奈良から東京にスタッフも含めて大移動して東京開催となったわけである。では、どんなメンバーかというと、元次官や元審議官、元某国大使……など官僚OBが多数。それに大学教授などもいる。ついでに言えば知事も元官僚・国会議員という経歴である。私は、一応森林地域の専門枠ではあるが、なんかアウェイ感がハンパない……。
でも、元官僚となると、奈良県の問題を考えるといっても国目線になりがちで、しかも硬くするんじゃないの、と気が重かった。
が、口を開くとみんな過激なこと。もう国の法律の悪口のオンパレードで、その問題点を抉りまくるし、さらにはそれらの法律を制定する時の官僚、政治家がどう動いたかなんて裏話も飛び出す。とうとう国が文句言ったら自治体と国の紛争委員会にかけたらいい、とまで……。
誰が何を言ったのかを記すのは遠慮しておくが、元次官がそこまでいうか! と穏健派の私がツッコミかけた。とはいえ、みんな練達のインサイド交渉人たちであるから、おそらくオトシドコロはわきまえているのだろう。いかに裏をかくか手練手管があるのだろう。
そんなわけで、予想に反して面白くなりそうである。ちなみに委員の出身省庁に林野庁は入っていない。
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