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森と林業と田舎の本

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2020/02/04

林業機械がアバターになる時代

最近は、通信環境の5Gだとかで医療現場や災害救助・復興現場、そして建築現場の遠隔操作が可能になるんじゃないか、とか言われているが、どうやら林業の世界にもその流れは始まっているようだ。

【RSKイブニングニュース】

先に林業や木工のスマホゲームを紹介したが、そこで「これはゲームではなく、現実の仕事現場に応用されるかも」というコメントが付いた。

で、調べたら本当にそうなっていた(笑)。コーワテックという会社が無人というか、遠隔操作の重機操縦機器を開発しているが、それを林業にも取り入れる動きがある。

Sam
アクティブSAM。コーワテック株式会社のホームページより拝借。


実は、私は20年以上前に長崎県の雲仙普賢岳火砕流災害現場の復旧に無人重機が実験的に使われているのを取材したことがある。それは国交省だったが、いよいよ実用化に進んでいるようだ。(その取材時の資料などは探してみようと思う。どこかに残っているはずだ……。)

林業現場で、全方向カメラと遠隔操作で木を伐ったり運び出す作業ができたら……ハーベスタやグラップル、フォワーダを動かせたら、一気に作業の安全性が増す。もしかしたらゲーム好きが参入するかもしれないし、肢体不自由な人が街のオフィスで操縦しつつ「林業」する時代が来るかもしれない。そうなれば労働力不足も解消するかもね。

映画「アバター」では、足の不自由な主人公が、異世界でアバター(分身)に精神を乗り移らせて自在に活躍するという設定だったが、それとよく似た時代が来るのかもしれない。

その時、「いや、人間が自分の足で山を登って、その目で確かめながら木を選び、伐らなかったらどうするんだ。全身で体感しないと林業はわからんよ!」と思った人、はい、貴方は時代遅れです(笑)。

むしろ、現場に足を運ばないとできない林業の仕事とは何か、それを考えて仕事を見つけていかないと失業するだろう。よほどの高級材の採材とか細かな作業だろうか。それらは現場に行ってもできない人はできないだろうけど。

いや、一つ仕事があった。この無人機械をセッティングする役割だ。つまり、ロボットのお守り役。いやロボットの下働き? 林業人、そして林業技術に対する正念場ではなかろうか。

 

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コメント

はじめまして。
おっしゃるとおりだと思います。
最近では、スマート林業なんていう言葉が飛び交うようになりましたが、UAVによる測量、GNSSレシーバーによる測量、コンパスによる測量等比較検証しております。
私自身も現場作業は、チェーンソー伐倒をはじめ、まだまだアナログチックなことばかりやっていますが、ロボットや無人機械による林業の時代になりつつあると思います。

先日、まったく偶然なのだけど、NHKの「逆転人生」で、元ひきこもりの青年が、「孤独から脱却するためのロボット」を開発した話を取り上げていました。そして難病ALSで肢体が動かない人がロボット「orihime」を分身としてカフェで働く取り組みが紹介されていて感動的でした。
それをさらに進歩させれば、本当にアバターによる林業の時代が来るかもしれません。

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