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森と林業の本

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2020/03/07

生駒山中に幻?の滝施設を発見

とりあえず家を出る。ずっとこもっていたら気が滅入る。で、どこに行こうか車を転がしながら考えて、青空だし山に登ろうかな、と思った。が、靴が革靴ではなあ……。

目的地があやふやのまま走っていて、不意に思いついたのが某遊歩道。大阪側に入るが、森の中ながら道がしっかりした遊歩道だから歩けるか。

そう思って向かう。以前、一度だけ来たことのあるルート。そして、ほとんど廃道になっている脇道に逸れる。ここから先はどうなっているか行ったことがないから歩いてみようと思いついたのだ。

しかし、倒木だらけ。道面はわりとしっかり残っているのだが、多分昨年当たりの台風で倒木が続出したのだろう。それをくぐって進むのはなかなか大変で、結局は結構な藪漕ぎと同じレベルになってしまった。そして、徐々に足元から水が湧き始める。少し湿っている状態から、徐々に泥道になって、もはや湿地湿原へと……。

Dsc04122

なんと、未知の湿原があった。生駒山中には、意外と湿原が多いのだが、またもや発見したか。多分、そんなに古くなく、ここ数年で水がたまったのではないか。この季節だから湿原植物に何が生えているかわからないが、今後を期待しよう。でも、ずぶずぶ沈む中を歩けないので、山へと逃げ登る。かつての遊歩道が湿原化した様子を観察するのであった。

そこから脱出すると、もう一つ人為的な平坦なルートがあったので、進む。今はブッシュになっているが、何十年か前には道があったのだろう。各所に加工した岩があり、また古いがプラスチックゴミが落ちている。一部に産業用資材(ドラム缶とかタイヤとか、ウインチのような機械とか)も散乱していた。ここで何か大がかりな工事が行われていたようである。

ところが、進むうちに意外な構築物を見つけた。

Dsc04130

あら、堰をつくっていた? ということは今進んでいるのは道ではなく水路?

さらに進むと、水路の幅は狭くなり、そしていきなり途絶えた。そこから断崖になっている。

Dsc04132 この先は、ない。

ということは、水路を流した水は、ここから落ちるのか。つまり滝になるのか。

なんとも不可解な遺跡である。生駒山中に何がつくられていたのか。大きなプールと水路を建設して何ができるか。鉱山? 金鉱でもあったか。おそらく放棄されて数十年、昭和の時代の遺物だと思うが。生駒山には謎の歴史がまだまだ残されている。

 

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