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森と林業の本

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2020/04/09

無法?道づくり暴走族

我が家の裏山には溜め池があるのだが、そこをふらりと散歩したとき、堰の脇の茂みに奇妙な道を発見した。

Dsc04401

堰の下は谷間になっているわけだが、そこを下りていく道がつくられているのだ。この谷を下ると、いくつか人家があり、そのまま市街地に抜けられるが、直接そこを下りる道はこれまでなかった。

Dsc04400_20200409224201

あきらかに誰かが切り開いたのだろう。少し下ってみたら、急斜面をトラバースしつつ下っている。最後までは行かなかったのだが、これって無法道じゃない? そもそも誰がつくるのか。下の住民か、あるいはハイキングなどで訪れて、この溜め池まで来た人間が、市街地まで近道しようと考えたのか。一人でつくるには大変そうだからグループか。

私は道のないところを進むのが好きだが、その際だってそこが踏み跡道にならないよう気をつけている。道になれば、多数の人が通ることになりどんな影響が出るかわからないし、そもそも地権者の了解抜きで草木を切って地面の計上を変えてはイカンだろう。

こういうことをする人は、たまに見かける。自分で道をつくるのを生きがいにしている人物がいるのだ。ときにグループをつくって会の活動としてやっている連中もいる。ある種の開拓ごっこかもしれない。林業界にも、たまに作業道をつくる担当になったところ、道づくりが楽しくて仕方がない、という人がいるが、そういう心理があるのだろうか。

いや林業の場合はとりあえず仕事であり、それが好きになるのはよろしいのだが、通常のハイキング道につくってはダメでしょう。それによって地図にもない複雑なルートをつくることになって、たまに迷って入り込みルートがわからなくなったり、予定外の方向に進んでしまったりする人も出る。

こうした現象に名前をつけようかね。やばい道づくりマニア。道づくり暴走族。これを「イマドキのハイカー事情」として世間に伝えようかね。。

 

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生駒山中・身近な自然」カテゴリの記事

コメント

ルートファインダー
ですわ

なるほど、ルートファインダー。行為を直接説明した命名ですね。ただ、これって間違いじゃね? というニュアンスを加えたい(笑)。ちょっと異常、ちょっと違法という意味を匂わせた命名をしたいなあ。

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