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森と林業の本

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2020/04/15

この新芽は山菜? でも名前がわからない…

我がタナカ山林は、ちょうど木の芽どき。葉を落としていた落葉樹も次々と新芽をつけて美しい。その中にはわずかながらタラの木があり、タラの芽も採れる。少々高く伸びすぎてしまったのだが……。

それはともかく、タラの芽をとろうとした際に隣の別の新芽が気になった。よく見ると、周辺にたくさんある。

これも美味しそうなんだが……何か山菜になったっけ。と考えて、あれ?コシアブラに似ていないか、と思い出した。コシアブラは山菜の女王と呼ばれる代物。こちらがコシアブラならタラの芽以上の収穫になる。

しかし、イマイチ自信がない。似ているようでいて、何か決め手に欠く。

Dsc04432

そこでスマホで検索する。今は検索すれば、すぐ多くの写真が出て来て見比べられるから便利。似ている。しかし、断言するには引っかかる。
もし違うのならなんという植物か。

また検索する(^o^)。

コシアブラはウコギ科の植物だから、その周辺でより似たものはないか。そもそもウコギそのものはどうだ。ウコギの新芽も食べられるぞ。
似ている。しかし、イマイチ自信がない。何か決め手に欠く。
よく調べると、ウコギはトゲがあるはず。しかしトゲは見当たらない。では別種か。

それではと、別の似ているものを探しタカノツメに目を向ける。似ている。しかし、イマイチ自信がない。何か決め手に欠く。(しつこい)
タカノツメは3枚葉だが、この芽の葉は3枚と言えるかどうか。

ほかにウルシもあるが、これはちょっと樹皮からして違うだろう。だいたい触ってもかぶれない。

さて、困った。わからないまま食べてもよいか。ええい、食べてしまえ、と持ち帰り茹でてみた。わりといい雰囲気。とりあえずおひたしにする。食べると味は、まあまあよい。十分食べられる。苦みも毒性もない。ウコギ科の植物はだいたい何でも食べられるのだ。が、コシアブラの味かどうか区別がつかない。私がコシアブラを最後に食べたのは随分前だ。あああ、困った。

誰かわかる人はいないだろうか。ちょっとアップを載せておく。上から新芽をみたところと、葉の裏側を見上げたところ。分類は苦手だなあ。

Dsc04434 Dsc04440

ちなみに、よくよくみたら同じ種の新芽かと思っている中にも別の種類があった。こちらは何だろう。

Dsc04441

気になる。今年はタケノコが全滅の気配だけに、山菜が採れたらよいのだが。完全に葉が広がって、新芽でなくなる前に教えてほしい。

 

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コメント

初めてコメントいたします。ブログはいつも拝見させていただき勉強させていただいています。
写真の植物はおそらく、漆の仲間かハゼの仲間ではないかと推察します。コシアブラではありません。
今後もブログの更新楽しみにしています。
失礼します。

自信はありませんが「ゴンズイ」ではないしょうか。別の種類のほうは「タムシバ」かな?とも思いますが、いかんせん情報量が少ないのでさらに自信は無いです…

さっそくありがとうございます。
検索してみて、なるほどハゼの新芽に似ていますね。ゴンズイも、何か近いものがある。成長したら全然違うのに新芽は似ている。
もう少し特徴を捉えた写真を撮るべきでしたね。だだ、どれも救荒作物になるとか書いていて、食べることはできるようです。

新芽図鑑が欲しくなる(^o^)。

皆さんの意見を聞いて、どうやら「ゴンズイ」だろうということに落ち着きました。一応、食用可のようですv(^0^)。

ありがとうございました。同定は苦手なので助かりました。

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