宮崎盗伐事情のまとめ(警察本部長への手紙)
コロナ禍でどこも仕事が停滞している中、不思議と素材生産業で休止したという話が出ないのだが……とりあえず現場は「3密」ではないし、年間契約か何かで木材を出せば金になるのかもしれないが、じりじりと引き取り手(製材工場、合板工場……など)の在庫が積み増し、市場の価格も落ちていくから、遠からず行き詰まるだろう。コロナ禍2波、3波の可能性も考えたら、長期的に動きにくい。バイオマス発電所だけは燃料不足でどんどん持ってこいや~状態かもしれないが。。。
そんなときに送られてきた宮崎県警本部長に当てた「宮崎県森林盗伐の仕組み・利権についての情報提供」が送られてきた。面白いから公開しちゃおう\(^o^)/。
盗伐問題、気にかかるけど具体的にどんな事態が起きているのかピンと来ない人、これを読めばわかる。もちろん、政治家が絡んだ利権などは証拠をつかめていないので推測だが、勝手に伐る業者、仲介業者の存在、警察、検察の不可思議対応、行政が違法業者に出す補助金……など一連の状況は、これで知ってほしい。
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前にも書き込みしましたが、令和の世の中日本で起こっている事とは思えません。世界の林業仲間に知ってもらいたい事ですので、記事を使用させてもらっても良いでしょうか?
投稿: 山のオヤジ | 2020/05/23 19:51
私も、宮崎に取材に行くまでは、「(合法的な)伐採地の隣の山を数十メートルぐらい越境して盗伐しているのかな」ぐらいに思っていました。が、現実には業界ぐるみで他人の山を丸ごと伐っている事例多数。そこに行政も警察も手を貸している……状態でした。それが「令和の世の中日本で起こっていること」だったんです。
どうぞ、拡散してください。
投稿: 田中淳夫 | 2020/05/24 00:05