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森と林業の本

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2020/05/05

樹上テントの秘密基地!

秘蔵写真第三弾……を考えていたが、今日は5月5日のこどもの日であった。

そこで、秘蔵というより、ちと変わった写真を。

16_20200505225401

パソコンの画像ファイルから見つけたのだが、かなり古い。データでは2004年に撮影になっている。

見た通り、樹上に架設したテントである。これって、究極の秘密基地ぽくて憧れないか?

叙情にあるテントとか宿泊施設的なものなら、いわゆるツリーハウスがある。完全な小屋タイプもあればデッキだけでそこに天幕を張る形式のものもあるだろうが、こちらの樹上テントは文字通り樹上空間に仮設したテントである。木に一辺一メートル程度の合板の板を持って上がり、それを木の枝に引っかけたザイルで吊りつつ、展開することでデッキをつくる。そしてテントを張るのである。

これ、原形は関西大学探検部がマダガスカル島のジャングルで行った樹上移動の際に開発したものだ。ただし写っているのは、そこに参加した大阪芸大探検部の入江さん。

樹上に上がるというと、一般にはツリークライミングを想像するだろう。それを応用したかアーボカルチャーも流行っている(こちらは仕事だけど)。それも面白いが、どうも身体を動かすスポーツ的な感じがして、私自身はもっとゆったりと樹上に滞在したい気持ちが強い。こんなテントで樹上生活を送る経験をしてみたいものだ。

ちなみに常設の樹上テントとしては、こんなものはいかがだろう。

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樹上、というより宙ぶらりんのコクーン(笑)。四方八方からのワイヤーで吊ってある。入室するには梯子を昇るんだよ。

こちらは青森県八戸で見学させていただいた。でも、寝っころがると揺れます。それに仲に入ったら密室である。樹上に産みつけられた繭の中のサナギみたいな気分かしらん。こちらに泊まるのはちょっと抵抗あるな。もし真夜中にもよおしてトイレに行きたくなったら、真っ暗闇を梯子で下りなくちゃいけないんだよ。。。。まあ、それは樹上テントの方がもっと恐いけど。

こんな森林施設をつくったら、それなりに人気を呼ばないかなあ。でも、泊まりたい人が殺到するまでにはならないだろうな。世の人の多数派は安全第一だろうから。これを面白い!と思うか思わないかで、その人の子供心(子供だけでなく大人も)がわかる。

 

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