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森と林業と田舎の本

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2020/06/06

つまようじ屋の「非接触棒」?

国産の爪楊枝をつくっている数少ない会社、大阪・河内長野市の菊水産業が、「非接触棒」なるものを作ったという。

これは……苦笑を通り越して、あっぱれ!と声援を送りたい。

コロナ禍の中、公共の場で誰が触ったかわからないものに触れるのがイヤ、という人のために登場だ。具体的には、エレベーターの階数ボタンとか、キャッシュディスペンサー、クレジットカードのの入力ボタン……などを押すときだ。

たしかにCOVID-19がもっとも流行っていたとき、中国では爪楊枝でエレベーターのボタンを押している映像があったが……これを商品化してしまうか。なんたって国産シラカバ材でつくったもの。

まあ、これからどれほど売れるか私には読めないが、とりあえずマジに商品化した腰の軽さが素晴らしい。林業界でもっとも欠けている点だろう(笑)。爪楊枝屋を見習うがよい。

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もう一つ、この記事で気にかかったのは、材料が国産シラカバ材であること。

私は『割り箸はもったいない?』を執筆する際に、国産割り箸だけでなく爪楊枝の取材もした。国産シラカバから作るものとして共通点があるからだ。結果的には、爪楊枝の部分を記事にするのは断念したというか、書いたけど削除したのである。

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シラカバ材による爪楊枝製造行程の一部。

私が取材に行った会社は、「爪楊枝資料館」まで立ち上げていて、見学を申し出ると社長自ら付きっ切りで案内・説明をしてくれるのである。面白かったから、原稿から削除したのは断腸の思い。

シラカバ材、日本では使い道のない扱いで、せいぜい割り箸に爪楊枝なんだが、欧米ではよいシラカバ材は木工材料や家具材料として人気だ。
それにチェンソーアートの素材にもなる。私が北海道で見たときは、チェンソーで削ると、水しぶきが飛んだ。

木質が柔らかくてきめ細かいので、削 りやすく繊細な造りができるからだ。

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こうした商品、スキマのスキマにある。しかし生長は早いから早生樹とも言えるし、もっと利用法を開発したらどうだろう。

 

 

 

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