無料ブログはココログ

森と林業と田舎の本

« デ・レイケではなかった「これは滝だ」 | トップページ | フォレストジャーナルの「稼げる林業の方程式」 »

2020/08/23

そのアカシアは本当のアカシアか

ふとスーパーで見かけたアカシアのカトラリー。

20200822_142237

近頃増えているようだ。この手の木製の皿やボール、カトラリーはよく見かける。

20200822_142202_20200823170101

ところで、このアカシアとある素材の木は、本当にアカシアなのだろうか。

アカシア (acacia) は、マメ科ネムノキ亜科アカシア属の総称、とある。さらにアカシア属はおよそ1350種が世界中に分布しており、そのうちおよそ1000種類がオーストラリアにある、とも続く。ただ、日本で一般にいうアカシアはこの木ではなかろう。

ニセアカシア (Robinia pseudoacacia) だ。マメ科ハリエンジュ属の落葉高木。和名はハリエンジュである木をアカシアと呼ぶことが多い。最近は侵略的外来種に選ばれたりして、各地に自生しているニセアカシアも切り倒せと言われるようになった。それほど強く、成長が早く、増殖しやすい。しかし養蜂の蜜が取れるし、街路樹など緑化木として重宝した面もあるし、花もそこそこきれい。

ウィキペディアには、「明治期に日本に輸入された当初は、このニセアカシアをアカシアと呼んでいた。後に本来のアカシア(ネムノキ亜科アカシア属)の仲間が日本に輸入されるようになり、区別するためにニセアカシアと呼ぶようになった。しかし、今でも混同されることが多い。本来のアカシアの花は放射相称の形状で黄色く、ニセアカシアの白い蝶形花とは全く異なる。」とある。

まあ木材としてのアカシアは、海外産のアカシアなんだろうが、果たして正式にはなんという樹木なのか。ニセアカシアはわりと木質は硬くて使えそうだ。

アカシアの木材に十分需要があったら、駆除どころか早生樹種として植林するのも手だと思うのだが。もちろん野放図に広がらないよう、ちゃんと管理できる林業地というのが前提だが。いや、本来のアカシアは侵略的外来種に入らないのか。

あああ、わからんようになってきた。ようするに、販売されている木工素材としてのアカシアは、どちらのアカシアなのか。そこからはっきりさせてくれないとなあ。製造は中国のようだが、どちらのアカシアが生えているのだ。混乱するなあ。

« デ・レイケではなかった「これは滝だ」 | トップページ | フォレストジャーナルの「稼げる林業の方程式」 »

木製品・木造建築」カテゴリの記事

コメント

アカシア家具、小物は中国産、ベトナム産、インドネシア産がほとんどを占めていると思われますが、私の把握している限り以下3種類に限定されていると言ってよいと思います。

アカシア・マンギウム (Acacia Mangium)
アカシア・アウリカリフォムス (Acacia auriculiformis)
上記二種のハイブリッド

80年代よりフィリピン、マレーシアなどで皆伐跡地に、90年代からはベトナムで植えられるようになりました。
元々はチップ用途に6-7年で伐採していましたが、比較的比重が重いので2000年中頃から家具材料に使われ始めて今に至っています。
ベトナムは2010年代初頭に世界一のチップ輸出国になりましたが、95%以上がマンギウムかハイブリッドと理解してます。
日本ではトラックフロアに使ったりしていますね。

ありがとうございます! 
やはりアカシアそのものですね。日本に多いニセアカシアは使われていない。
私も東南アジア各地でチップ用に植えられたアカシア林を見てきましたが、それが家具用に出世?したのが増えたのは、それなりによかったかも。付加価値が違う。
トラックフロア需要は、意外と根強いというか、向いた材質の木材が減っていることを聞いていますが、アカシア材が使えるというのも勉強になります。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« デ・レイケではなかった「これは滝だ」 | トップページ | フォレストジャーナルの「稼げる林業の方程式」 »

November 2021
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

森と筆者の関連リンク先