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森と林業の本

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2020/08/13

「お花畑」の正体

本日は、大峰山系の山上が岳に登ってきた。

朝5時起きで、登山開始からゴールまで約7時間。さすがに応えます。しかもコースは……。

その話は別の機会にして、超猛暑(気温は6時台で30度越え!)の中苦しむかと思いきや、登山口の標高が約1000mで、1719mまで登ると、ひんやり涼しい。というか寒い。ぐっしょり汗で濡れた上着がガスの漂う風で急速に体温を奪う。これだけはよかったなあ。

山頂の大峰山寺に到着して一服していると、前に「お花畑」の矢印標識が。大峰山に高山植物の咲き乱れるお花畑があるの? ちょっと記憶にない。以前登ったときも見た記憶がない。

それで矢印方向に進んでみると……。

Dsc05601

お花畑というか、笹原であった。。。お花を咲かせそうな草木はほぼない。こんな風景も以前来たときにあったかなあ。
それに、この風景は、大台ヶ原に近い。大峰山と大台ヶ原は紀伊半島に並んで屹立しているが、地形も植生も随分違うと思っていたが、ここだけは似ている。ということは……。

笹をよく見ると。

Dsc05602

あきらかにシカの食痕がある。そう、この笹はシカに食われている。大台ヶ原と一緒であった。大台ヶ原の笹原は、シカが原生林を食い荒らしてつくったものだからだ。それが大峰にも広がりつつあるのかも。もちろん、さまざまな要因はあるのだろうが。

まあ、風景としては、なかなかのものであった。

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