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2020/08/05

林野庁次長に浅川京子氏

このほど農林水産省の事務次官・末松広行氏が退任し、後任には官房長の枝元真徹氏が就任した。ま、これはすでに流れていたニュースなのだが、林野庁がらみでは、次長に四国森林管理局長などをつとめた浅川京子氏が就任する異動もあった。

おそらく林野庁次長に女性は初めて(森林管理局長としても初)だと思うが、それはともかく、どんなお人なのかちょっと探る。

すると農水省の女性キャリアを紹介する冊子があって、こんなインタビューが載っていた。

Photo_20200805154801

 

内容は、公務員の心構え的な無難な内容(^^;)。そこで経歴を見ると、入省後最初は林野庁林政課だったようだが、その後東北農政局、いきなり労働省職業安定局、水産庁の協同組合課、食品流通局、林野庁の林政課調査官、水産庁の加工流通課長、厚生労働省の職業能力開発局育成支援課長、農水省にもどって経営局総務課長、そして林野庁の四国森林管理局長……その後も水産庁資源管理部長、関東農政局長、去年は大臣官房総括審議官を務めていた。目まぐるしい。

農水省の中でも本丸の農業だけでなく林野、水産もまんべんなくこなし、さらに労働畑ですか。ちなみに東大法学部出身。広く浅く? オールマイティー?なのは事務官らしい。

経歴からだけでは、林業、それも産業面に精通しているとは思えない。四国森林管理局長の経歴が強調されているが、それは2014年から1年間だけみたい。1年で何ができる。

 

あえて期待するなら、劣悪な林業現場の労働環境を改善することだろうか。とりあえず、従事者がまともな保険に入るようにね。入らない(雇用者が入れない)事業体も多いから。労災も申請できるようにね(雇用者が申請させないところも多い)。事故率が全産業の10倍以上という異常さから抜け出ることだ。もっともその前に、違法行為をさせないことかな。法律守っていないところが多すぎる。あまりにささやかな目標かもしれないが……。

ちなみに気分転換法は、床に壁に鍋を磨くことだそうで。無心に磨く……といわずに、木のフローリングに目覚めてほしいなあ。フローリングの木はどこのなんという木か。合板にフリッチ張っただけかもしれない。とはいえ建築物でもっとも触れやすく、また価値も高いのは造作材だよ。建築基準法にも適用されないしね。国産材フローリングをもっと売るといい。それとも木は傷がつきやすいから磨きがいがないかな?

次長となると、将来は長官の目もあるのだろうか。だが、幅広い経歴の持ち主だから、長官は長官でも水産庁もあり得るかも。事務次官だって。ま、どこでも何でもできる人なのだろう。林業以外は?ヾ(- -;)。

 

ちなみに異動は、ほかに林政部林政課長に経営課長、国有林野部管理課長などもあったようだよ、林政課長の永井春信氏は、未来投資戦略で林業の成長産業化を担当していた人かな? 知らんけど。

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政策・行政関係」カテゴリの記事

コメント

お役所仕事には精通しているけど、生の林業現場を知らない官僚といったところでしょうか。

林業現場の実態、業界の実態、労働環境の実態等に真摯に向き合って、真剣に施策を考えようとする官僚が出てきて欲しいものです。

まあ、上の顔色を伺いながら仕事する人間ばかりなので期待はできませんね。

行政には期待せず、自分の山は自分で何とかしていくしかありません。

この浅川さんが、というわけじゃないけど、どの地位も2年、3年ですよ。1年のときもある。こうして転々とポストを異動するのが出世の道なのかもしれないけれど、まともに知識が身につくわけないですね。
上っ面の紙の上の情報を操って政策を作っていることがこれだけでもわかる。

以前、某セミナーで発表者だったはずの官僚が直前に異動してしまい、代わりの後任者が発表したことがありました。着任してせいぜい1週間程度で未経験の分野の資料をまとめて発表する努力はお見事だけど、結局は紙の上の情報を並べて分析してみせるだけなんですよ。中身ないですね。

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