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2020/09/13

宮崎の台風被害の原因は?

9月7日の台風10号では、宮崎県椎葉村に山崩れを発生させて、4人が行方不明になった。今も捜索は続けられているだろうが、事態は絶望的だ。

それに関する新聞記事。まずは朝日新聞だが、写真を見てほしい。

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いかにも山の斜面が中腹より崩れて麓の川沿いの民家を襲ったように写っているのだが…。

実は宮崎日日新聞の記事を送ってくださった方がいる。こちらは共同通信配信のようだ。どちらもヘリを飛ばして、だいたい同じ位置から撮影したように思える。ただし、違いがある。

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宮崎日日新聞では、崩れた起点の少し上も写っている。そこには、明らかに伐採跡地とそこまでの作業道が入れられていたことが写し出されている。崩れたのも、はっきりと道からだとわかる。

その点、朝日新聞側は、なぜかその場所を切り取っていてわからない。できるだけ崩れた場所を大きく載せるためにトリミングしたのかもしれないが、印象がガラリと変わるだろう。朝日の写真だと、山の中腹が崩れたのは仕方ないように思えるが、宮崎日日の場合は、林業こそが山崩れを誘発したと自然に感じるのだ。

まさか、伐採されている土地は、盗伐ではないだろうな、と疑ってしまうが、流れ出た土砂に丸太が混ざって見えることから土場があったのではと想像する。

宮崎の各所に続々と発見される盗伐地。それらが台風などの被害を増大していたら、もう誰が謝るのだ?盗伐被害者が、水害の加害者扱いされかねない。

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コメント

いかに宮崎に盗伐が多いとはいえ、すべての伐採地が盗伐地とは言えません。作業道を入れると、崩壊が生じるのも普通のことです。スギ林が崩れれば、スギ丸太が乱舞するのも普通のことです。

最初の一文は同意「全てが盗伐地ではない。」
それ以降、理解不可能。
「普通に起こり得る」・・・意識の麻痺。
原因がわかれば、対策を取るのが「普通」。
原因を別なところに持っていきたいのであろうが。
人が死んだ責任は粛々と問うて頂くとして、
残された関係者は、「改善できるか否か?」につきる。

作業道を入れると普通に崩れるって、それは単に作業道の作り方が悪い証拠です。崩れないようにつくるべきだし、そうした作業道も多くあります。

ちなみに別の写真では散乱する丸太には、切り口が写っていましたから、伐採後に積み上げたものでしょう。スギ林そのものが崩れて出る材なら根っこがついていますからね。

Google Earthで見ると2016年の12月頃には伐られていたようです。そして道もどうやら舗装されていたみたいです。左上の伐開地から崩れたかと思っていましたが、地形的に道路から排水された水がすべて谷に流れ込んで表層崩壊を起こしたのではないかと思われます。こんなところに舗装路を作っているところを見ると太陽光だったのかなぁと疑っていました。4年もほっておかれたようなのでそれも怪しいですが。

写真を見ると、がけ崩れの両脇に尾根筋が、中心に水の流れが見えるので、土場もしくは作業道が沢筋を切るように設けられたように見えます。
本来別の沢筋に分流する水が、道路を通してがけ崩れした沢筋に集まったのではないかと思います。林道の設計ミスかなと思います。

なるほどGoogleearthで見られるのか。
舗装した道ですか? 作業道や林道ではないかもしれませんね。小屋か何かを築いていたのかもしれない。

新聞の写真だけでなく、詳しく写真でチェックしたいですね。

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