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2020/10/06

まだできる?林業学校……

先に奈良にできる「フォレスターアカデミー」を最後発の林業学校、と紹介した。実際、もう全国にできすぎだと思っているのだが。

なんと、再来年に林業専門学科を新設する計画のある自治体が見つかった。これで奈良県は最後発だと自慢?できなくなる。

山梨県である。正確に言うと、「山梨県立農業大学校に林業専門学科を創設する」という方向のようだ。新たな学校ではないが、農林学校となって林業の専門的な実践教育を行うらしい。ちなみに2年制だそうである。

まあ、内容的には現場の作業員養成だ。つまり即戦力になる人材……という名の林業の労働者を育成しようというわけだ。全国の林業学校であまたある?方針である。ただ関東地方には、まだあまりないかな。群馬には農林大学校、長野県も老舗の林業大学校はあるが。あと栃木県には民間のフォレストビジネスカレッジ(だったっけ)がある。こちらは製材企業の設立。

しかし、林業に本当にそんなに人材が必要なのか。そして応募する学生がいるのか。

山梨県で面白いのは、9月補正予算案に森林環境譲与税の配分額を財源に学生募集のためのPR動画作製費や施設改修のための設計費など900万円を計上した点。そうか、まずはPRか。そういや、奈良県は PRをあんまりしなかった。つくったら学生黙っていても応募してくるでしょ、的な発想だったので、私が焦ったくらいだ。結局、口コミとかネットに頼ったよね、私のブログも含めて……。

一つ、気になるのは学校をつくれば必ず金がいる、それも持ち出しである点。設立後の維持費も馬鹿にならない。林業従事者が増えて林業が活発になって、それで税収が増える可能性はあんまりない。その点、各自治体は財政的にどう考えているんだろうね。

奈良県は、市町村に下りた森林環境譲与税を吸い上げるという裏技を使うようだけど……(笑)。

ともあれ、せっかくつくるんなら旧態依然の林業から脱するような教育をしてほしい。

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政策・行政関係」カテゴリの記事

コメント

林業の従事者不足 → 林業の専門学校を作って従事者を育成しよう。と安直に考えたわけではないと思うが(と言いつつ大差ないと思っているが)、
「一つ、」以下が本来金を使うときに重要で、イニシャル・ランニング含めて長期的(と言っても10年程度しかそもそも意味をなさないだろうが)にどのような効果を得られるのか?(を、普通は判断者は考えてるよな。と思っていると、従前の通り。将来、「この林業学校どうする?」「建物も壊すと政治的に批判されるし、教職員のこようもんどぃもある」(と言って、先送り)なんか理由を!「現在の(将来の)学生の👨‍🎓👩‍🎓為にも何卒存続を〜」運動が起き、支出継続)
そのうち、日本全国で総量を考えていたやつはいるのか?(いねえよ)となって校舎・人員の転用を考える。
その間仕事が回ってくる人は儲け物〜

多くの新設学校は、廃校になった旧校舎を使うようですが、それでも改築費はかなりかかるはず。そして維持費も年間数千万円になるのでしょう。逆に言えば講師人件費や材料費をけちったらロクな教育にならないだろう。

そして問題は、ご指摘の通り、将来ですよ。応募者が減った、林業従事者が求められなくなったときに、学校は簡単につぶせない。また別の分野の学校に転用するか?
なかなか大変ですよ。

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