スギの垣根
愛媛で見かけた、スギの垣根。昔はわりと会った記憶がするのだが、最近とんと見ない。
考えてみれば、スギの木で垣根をつくるのは大変なのであるまいか。生長がみく大木になる樹種だけに、放っておくと垣根どころか丸太塀となり家を傾けかねない。高さを抑え、枝葉の剪定を繰り返しても、幹があまりに太くなったら垣根ぽくないだろう。そもそも幹に枝葉は出ない。
この家の垣根は、うまく枝葉を生やして緑の壁を作っている。葉はトゲトゲで痛いから人がかき分けて中に入るまい。垣根の役目を果たしているわけだ。ネコはどうだろうか……。
スギに垣根用の矮小品種はないのだろうか。そうしたら使い道も増える。園芸用や庭木用に出荷できるんじゃないかなあ。
« 書評「植栽による択伐林で日本の森林改善」 | トップページ | 森林認証とウッドデザイン賞を取ったお菓子 »
「森林学・モノローグ」カテゴリの記事
- 「共生」でなく「ただ乗り」する花(2025.06.12)
- 台湾の米事情(2025.06.04)
- あんこ放浪記~アズキは日本生まれ!(2025.05.30)
- 草抜きは土壌環境の破壊!(2025.05.27)
コメント