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森と林業と田舎の本

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2020/10/08

森の幼稚園?森のようちえん?

先日の日曜日、生駒山の大阪側の「むろいけ園地」に出かけた。大阪府立公園の一つで森林公園である。

私はここにある湿原を定点観察の場としているので、ちょくちょく行く。通常は平日だが、今回は思い立ったのが日曜日だった。
いつもはのんびり一人もの思いにふけるのによい場所なのだが、その日はやたら人、それも親子連れが多い。湿原の木道を走り回るなよ……。

最近は湿原が草むらになっている。干上がったわけではないのだが、水かさが増していないのか、草が盛り上がるように繁っている。ツリフネソウとミゾソバの群落ができている。これで湿原としての将来はどうなるのかなあ。

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なんだか人影が多いと落ち着かない。それで早めに退散しようとしたが、「森の工作館」のところに案内板が出ていた。

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なんと、「森の学校」と「森の幼稚園」と「お母さんの自然学校」が開かれているらしい。それで賑やかだったのか?

まあ、それはいいのだが……「森の幼稚園」という名称もわりとポピュラーになったな、という感慨。

もともと「森の幼稚園」とはデンマークで始まりドイツや北欧に広がった野外教育だが、基本は教育機関だ。一般の幼稚園と同じく平日の昼間開かれるものである。ただ、日本の場合は保育園もあるし、無認可の様々な幼児教育・育児サークルもあるし、野外施設の環境教育プログラム、さらに森とは限らず田園や海など野外を使うものもある……ということで広がっている。だから全国ネットワークを作る際は「森のようちえん」と平仮名にしたようだ。

この「むろいけ園地」の場合は、月1回のイベント的な学習会らしい。でも「幼稚園」と漢字(^^;)。しかも保護者も参加するのか。お母さん(お父さんはどうなるんだ!)は別の場所で、改めて勉強?するみたい。森林公園の定期プログラムなのだろう。

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それが「森のようちえん」の理念に反しているとか間違っているとか流派争いをする気は毛頭ないのだが、なんだか定義が広がりすぎたなあ、と思った次第。今は試行錯誤しつつ、いつか収束するのだろうか。それとも、より拡散するのかも。

どちらにしても、指導者・講師の質が問われるね。単に自然と触れさせるだけのものから、自然の見方や環境の概念を身につけさせたり、遊びも児童自ら考えさせる理念のものまで。

その点、林業学校と同じ。

 

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