明日香村のヒガンバナ
明日香村では、例年秋に彼岸花祭りと案山子コンテストをやっている。だが、今年はコロナ禍で中止。
とはいえ、ヒガンバナは咲いているだろう。そう思って吉野の帰りに覗きに行く。
すると……なかなかの人手ではないか。祭りがなくても景観を見ようと来るのは、私と同じ発想か(^_^) 。
そして、案山子もそこそこあった。コンテストはなくても、自主的につくる人がいるのだろうか。多少は盛り上がりにかけても、そこそこの数がある。
テーマは、やはりコロナが多い。「オンライン帰省」というのもある。
そして、気合の入った作品は、この「免疫戦隊アマビナース」だろう。アマビエを従えてビナース、いやナースは行く! 介護施設の人たちがつくったらしい。
さて、案山子ばかりではない。ヒガンバナも、ちょっと時期を外したが、まだまだ咲いている。棚田の畦道に赤く咲いて、縁取をしているみたいだ。が、驚いたのは、黄色に白のヒガンバナも多かったこと。
ちなみに黄色いヒガンバナは、ショウキズイセン(鍾馗水仙)と呼ばれる。鍾馗とは、疫鬼を祓い病を祓い除く神であるから、コロナ禍の今には向いているかも。また白いヒガンバナは、赤と黄色の交雑種だという。遺伝子の色変化の一つである。
それと、こんな風景も見られた。
案山子だけではなく、背景の棚田と道路を見てほしい。とくに道路は見学者が無断駐車しては困るので、両側に赤いカラーコーンを並べている。これが、まるで道路際のヒガンバナ……。これが隠れた明日香村のヒガンバナである。
« 奈良県フォレスターアカデミーの概要公表 | トップページ | まだできる?林業学校…… »
「森林学・モノローグ」カテゴリの記事
- 台湾にて、密かなミッション(2024.09.23)
- 西門の「かわいい」を探して(2024.09.26)
- 長野義虎で大盛り上がり(2024.09.25)
- 幻?の博物館を探して(2024.09.24)
- 街路樹は植物虐待だ(2024.09.13)
コメント