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森と林業の本

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2020/12/01

庭木としてのスギの剪定

ちょっと寄り道でお休みした生駒の施設。美術会館と名付けているが、ようはアマチュアの発表舞台だろうか。

その庭を少し歩く。一応は和風庭園なのだが。

まず、こんなスギがあった。

20201124_141151

いわずとしれた台杉。スギの幹を伐ることで萌芽を出し、それを上手く育てると、奇妙なデザインになって庭木として重宝されている。このスギは、一般にウラスギと呼ばれる日本海側の品種で、伐採しても芽が出る特性がある。当初は、これで伐採後に植林しなくても次の世代のスギを育てて木材を調達したようだ。これを台杉と呼ぶが、残念ながら萌芽の新たな幹の材質はあまりよくなく、徐々に廃れていく。ところが、その特質を利用して庭木に仕立てるようになったらしい。

20201124_141146

で、その隣にあるスギは……ウラスギでなかったのか、台杉仕立てをしていない。で、この仕立て方はなんだ?
こんな枝先にだけ葉を残すような剪定の仕方は……これもオシャレ?なのだろうか。逆に見すぼらしく見えるのだが。こういうデザインをよしとする風潮というか時代があったのだろうか。

庭木の仕立て方はわからん。

 

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