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森と林業と田舎の本

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2021/01/13

木が白く染まる被害の正体

『獣害列島』を出版したからというわけではないが(いや、したからかも)、身近なところでも獣害が目によく止まるようになった。

これは奈良市のややこしいところ(道が入り組んでどこに向っているのかわからんようになりそうなところ。)を走っていて、目に止まった池の写真。

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池は、昨日の寒波で薄らと凍っているのだが、岸辺の木々がやたら白く染まっている。一瞬、何か白い薬剤でも撒いたのかと思ってしまった。あるいはペンキを空から散布したとか……。

すぐ気づいた。これって、鳥害だ。鳥の糞が木々にかかって白く見えるのだ。そして木は枯れていく。犯人、いや犯鳥はカワウだろう。よくよく見れば枝の先の方に群で留まっている。

ちょっと逆光なので池の反対側に走る。これがまた路地のような道だったのだが……。距離は遠くなったが、よりわかる。

5_20210113164701 

アップしたのも載せよう。

7_20210113164701

この鳥の糞害というのも馬鹿にならない。木をどんどん枯らすし、いくら追い払ってももどってくる。仮に追い払えても、その句・群は別の山に移るだけで、そこの木々を枯らす。手の打ちようがないのだ。少々殺しても平気だというからカワウの駆除やもちろん防護や予防は簡単ではない。この岸辺の木もそのうち枯れるだろうなあ。

『獣害列島』では主に哺乳類に絞ったので鳥の害についてはほとんど触れなかったが、実はカラスやカワウといった鳥害も大きい。鳥インフルエンザの人間感染のように、潜在的にはコロナ禍より恐ろしいと言われる感染症の恐怖もある。

いつか鳥害を扱ってみたい……いや、止めておこう、鳥は誰かほかの人に頼むよ。私は、鳥は苦手だ(^^;)。

 

 

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