箱わなに獲物がかかったとしても……
生駒山に仕掛けられた箱わなを見た。イノシシ用だろう。場所は、正確には県境を超えて、大阪府に入ったところだ。すぐ近くに建設資材置き場があるなど、わりと賑やかな場所なんだが、それはイノシシ的には気にしないのだろうか。
餌は、ぬかとサツマイモのようだ。箱わな前と、入り口と、奥。3ヶ所に餌が置かれ、一番奥間で入ったら扉が落ちる仕掛けだろうか。
これが箱わなの仕掛け方として定石、なのかどうかは知らない。果たしてかかる個体がいるかどうか。
いつも思うのだが、仮にかかったとして、それを仕留めるのは誰が行うのだろう。素人には難しい。一番ポピュラーなのは槍で刺すことだそうだが、これは担当者の度胸も技術もいる。一発で心臓を刺せるのか。檻の中でも暴れるだろうし。急所を刺せずに血を流しながら暴れられたらきついだろうな。。。
次に銃を使う手があるが、これは猟銃を持ち資格も必要だ。大阪にも猟友会はあるにしても、わざわざ現場に来てもらわないといけない。銃だって当たり損なうとすぐには死なない。
最近は電気止め刺し槍もあるらしい。イノシシにバッテリーから電気ショックで命を絶つものだ。これだってアースが必要だし、漏電や自身の感電が怖いから慎重にしなければなるまい。ただ槍を突き刺したり銃で撃つより、心理的抵抗は少ないらしい。(でも、肉は食べられなくなると聞いたが、いかがなものか。)
そして死んだと思って箱わなから出したら、目覚めたりするケースもあるそうでヒッ (゚o゚;) 。
駆除と一口に言うけど、やっぱり大変だよ。。。
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