森の教養~只木先生の非売本
京都府立林業大学校の只木良也校長より、「じいじ先生ちょっと教えて」という本の贈呈を受けた。
只木先生は、日本の林学界の大御所だ。専門は造林学、森林生態学、そして森林雑学(プロィールより)。
私の書棚にも先生の本は何冊も並んでいるのだが、この本は初めてだ。それもそのはず、非売品である(^^;)。
このタイトルで気づかれた方もいるかもしれないが、もともと「森林雑学研究室」というウェブサイトがあり、その中に「じいじ先生ちょっと教えて」コーナーがある。さらに「只木良也のひとりごと」ブログも設けられている。このサイトは2009年にスタートしているから、もう10周年を一昨年超えたのだが、それを記念して、娘二人と孫娘が「森林雑学研究室かるた」というものをつくり、さらにその記事の一部をまとめた冊子として本書を作り上げたという。身内ネタも多いというが、もちろん森林雑学というには惜しいほど森にまつわる教養が詰まっている。
実は私もこのサイトはブックマークをつけていて、時折覗いていた。とくに本ブログのネタに詰まったときに何かヒントはないか……とネタ探しにネットサーフィンするのであった(^o^)。まあ、ネタにはならなくても森林雑学を身につけられる。今回は、まさにそのままネタにしてしまったけど。
その中の1ページぐらいなら、ここで引用しても怒られないだろう。
冒頭に「生態学は現代の“聞き耳頭巾”」とある。まさに森林を眺めつつ、その変化を読み取ることこそが生態学のスタートだ。先に理屈を考える前に、まずは観察しよう。
それにしても只木先生、今年87歳だという。お元気だ……\(^o^)/。
私も、いっそブログの記事をまとめて本にするかなあ。非売本ならぬ非買本、誰も買わない本になるかもしれんけど。
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