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森と林業と田舎の本

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2021/02/08

鹿灯籠のある寺

生駒山を縦走……というほどではないが、ずっとトラバースしていていると、いくつか寺院に出会う。車も入らぬ急斜面に意外や立派な堂宇を構えた寺院があったりするのだが、たまたま入った慈光寺もその一つ。さすがに今は車道もつくられていたが……。なかなか立派な釣り鐘がある。役の行者が鬼を捕まえた地として知られる。鬼は滅っさず、自分の部下にしている(^o^)。

ほかに野鳥塚があったり、ホトトギスの名所として江戸時代は有名だったり、樹齢200年を超える巨大カエデが繁っていたりと、そこそこ見所もある。

だが、私が目を向けたのは、この石灯籠だ。

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なんの変哲もない……と思いきや、よく見るとシカがいた。拡大すると……。

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奈良の春日大社は、「奈良の鹿」由来の鹿灯籠は数多い。3000とも言われる灯籠のうち何割かにシカが描かれている。が、このお寺は大阪側に建つし、春日系の神社でもない。それなのに鹿灯籠があるのはなぜだろうか。ちなみに生駒山にはシカは生息していない。多分、昔からだ。

それでもシカを描いた石灯籠を奉納した人がいるのだろう。

昔からシカと言えば、害獣だった。一部は獲って食ったり皮や角を利用することもあったが、日常ではない。それなのに神の遣い扱いしたのは、どうしてなんだろうか。シカには、どこか神性があるのか。

日本人は、獲って食ったり田畑を荒らすと毛嫌いしつつ、一方でお祀りしてきた。イノシシもオオカミもクマも神の遣いとして祭っている。そんな動物とのつきあい方をいつか探ってみたい。

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