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森と林業の本

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2021/02/05

平城宮跡を四足ロボットが走る!

これは面白い。平城宮跡歴史公園に、四足歩行ロボットが走るのだ。

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行うのはNTTコムウェア株式会社。四足歩行ロボットと言えば有名なのはボストン・ダイナミックスだが、あの、イヌ的な生き物のような動きを見せるロボットのすごさ(と気持ち悪さ^^;)が、古代史の舞台・平城宮跡に登場する。

これは、公園の維持管理を自動化する「自動巡回点検検証」の実証実験である。2月中旬から始め3月まで行うとか。

この実証実験は、公園の抱える課題の解決などを目指す社会実験「平城宮跡歴史公園スマートチャレンジ」の一環。実証実験では「点検しづらい植生エリアの点検」や「体調不良と思われる来園者・ごみや落とし物の発見」「倒木・落枝につながる樹木の危険予兆」といった公園内の維持管理業務を、“自動運転の四足歩行ロボットの巡回による画像データ収集”と“AI画像解析技術”、“3D地図”を組み合わせることで、自動化することが可能かどうか、検証するというものだ。
詳しくは、FNNプライムオンラインをどうぞ。

平城宮跡は、全体で130ヘクタールを超えるし、野外部分でも何十ヘクタールかある。これまで人が見て回っていたわけだが、その管理・巡回を省力化できるかどうかを試すそうだ。

方法は、公園の地図上に、四足歩行ロボットを自動歩行させるルートを設定して記憶させ、そのルートどおりに四足歩行ロボットが公園内を自動で歩行させるというもの。そしてロボットの頭部についているカメラで歩行中写真を撮影する。その写真を、クラウド上に保存してAIが自動で異物や不具合と思われる物体が写っていないか、判定する。もし不具合と思われる写真を発見すると、その場所を公園の3D地図上に表示する。


ま、そんなことはドーデモいい(笑)。私は、奈良時代の風景(を模した)空間の中をイヌのようなロボットが歩いている姿を見たいのだよ。もともと四足歩行ロボット自体にも興味はあったが、古代史の舞台に近未来のイヌが走るなんて。。。そのミスマッチな風景が見たい。
なんか魔犬のような姿になるかも。どうせなら装飾も工夫してもらいたいものだ。

思えば、この平城宮跡歴史公園内には、近鉄電車が走る。そのミスマッチな風景も(一部のファンに)人気だ。実は、現在この近鉄奈良線の線路を地下に移す計画が進行中なのだ(近鉄は渋っている)。たしかに朱雀門の前に近鉄特急が走る光景はおかしい。ミスマッチだ。しかし、それを100年続け、私も子どもの頃から見てきたから,なくなるのは少し惜しい。ミスマッチは面白いのだよ。

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そして、よく考えると、この手のロボットの使い道はもっといろいろあるのではないか。車輪ではなく四足歩行であることは、凸凹の土地、それこそ山林内でも進めるということだ。ロボットが巡回して、獣害を引き起こす野生動物を追い払うなんてのもアリではないか。ほかにも、少しは荷物は運べるから、山行きの人の相棒にもなりそうだ。お弁当を持たせるとか(^^;)。

もっとも、獣と対決して戦うことはできないのだろうなあ。今回の実証実験でも、「不審者の発見」は対象としていないそうだ。不審者とか獣に襲われて、ロボットが壊される心配もしなくてはならない。ロボット3原則(アシモフ)のように、自分を守る能力は必要かも。

いよいよロボットの時代が来る。山より先に平城宮に。見に行こうっと。

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