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2021/03/16

Y!ニュース「「蛇抜け」の本場で進む国有林の伐採…」を執筆した裏事情

Yahoo!ニュースに『「蛇抜け」の本場で進む国有林の伐採計画。土石流の歴史に学べ』を執筆しました。

結構、難儀した記事。具体的には、ネット記事で私には珍しい帰納法的執筆をしたこと。ネットには演繹的執筆が似合うと思っていたのに、あえての変更。

なんのことやらと思われるかもしれないが(^^;)、結論を初っぱなに書くのが演繹法だから、南木曽で進む分収育林の伐採計画を取り上げようとしたら、冒頭にその計画を説明し結論を出さねばならない。その後から事実関係を積み上げ検証する。ネットは、最後まで読まない人が多いから、先に結論をぶつけるのである。

だが、それだとつまらない記事になってしまうと感じた。分収育林、そして「緑のオーナー制度」についてに説明し始めると専門的だし、地味。面白くない。それこそ冒頭で読むのを止めてしまう。あげくに南木がかすんでしまう。

そこで、前半でじっくり「蛇抜け」について説明を重ね、南木曽、妻籠の地質の特徴を歴史的に知ってもらうことにした。そして後半に伐採問題を紹介した。分収育林については、さほど重視しなくてもいい。事実を重ねて、最後に結論という帰納法的な構成だ。果たして飽きっぽいネット読者を後半まで引っ張れるか……そんな試みだったのである。

 

ちょっとオマケ。

大崖砂防公園の敷地の地面に、矢印に示したような赤いテープが張られたものがあった。これ、ボーリングして地質調査したものなんだという。で、何のための調査かというと……砂防とは何の関係もない、リニア新幹線のルートだから。リニア新幹線は、この真下何十メートルかの地下を通すらしい。リニアはほとんどトンネルだからね。大丈夫かなあ。蛇が暴れるかもしれんよ。

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コメント

以前田中さんに来社していただいた者です。ブログ楽しませていただいております。
今回の記事地元の方の気持ちが非常にわかります。
実は今年度、県の公社とオーナーと土地所有者(6人共有)での分収林を土地所有者の共有代表の責任として私が話をまとめ、代表をしている会社で土地を買い取り、地上権も買い取りました。(このパターンは全国でも初めてとのことでした。)
すべては皆伐を阻止するためです。間伐を数回し針広混交林にできればと考えています。
国(や県)には呆れます。国土を守る意識はあっても行動が全く伴っていませんね。

分収育林地の土地と地上権を買い取るとは、思い切った決断ですね。
今回の土地は、権利者が何十人もいるらしく(しかも個人情報ということで開示されない)、なかなか難しいらしいです。
国は、本来なら間伐にするなどして伐期を延ばすなどの契約変更を考えるべきですが、面倒くさいのか目先の手続きをこなすことしか考えないようです。

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