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森と林業の本

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2021/04/26

奇形タケの成り立ちを想像する

本日もタナカ山林を訪れたが、タケノコ収穫ゼロ……。

今年は無理かなあ。イノシシも先んじて掘りに来ているが、そもそも不成りの年らしい。昨年が出すぎたか。むしろイノシシがタケノコ堀りを諦めるゴールデンウィーク明けが狙い目かもしれない、とか夢想する。

3~4月に生えたタケノコは、概ねイノシシに食われるか私が掘ってしまうから育たない。だが林内には、夏を過ぎると多くのタケが育っている。つまりイノシシも私も諦めた5月6月に生えたタケノコがあるのだ。これらを放置すると、やがて雑木林が竹林になってしまうから、切り捨てた方がよいのだが……。そう思って林内のタケの状況を調べていると、結構増えている。

そして、こんなタケを発見。

21419-2

真ん中のタケだ。棹の一部が奇形になっている。その部分をアップしてみると。

21419-2_20210426161401

棹の下部分で分岐して、棹が2本になっているが、それが上でまた合流するとは……? どうようなでき方をしたのだろう。

タケノコ時代に傷がついた(イノシシがかじったとか)で棹が割れてそのまま生長したものの、上に伸びる過程でまた接触して癒着したのだろうか? 同じ遺伝子だからくっつきやすいかも。あるいは、完全に割れないままに棹(になるタケノコ部分)が割れてそのまま放置したら、割れた傷口が丸まってこんな造形になったとか。タケの棹は伸びきったら生長変化しないはずだから、タケノコ時代に異変があったと思えるのだ。

まあ、小さな山林でも、探せばいろいろ奇形植物が見つかるね。

 

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