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森と林業と田舎の本

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2021/04/03

タケノコの豊凶戦略

我がタナカ山林のタケノコの旬は、4月中旬以降である。だが今年は暖かくて全体的に前倒しになっている。だから、一応チェックしておくか、と思って山林を歩き回ったのだが、タケノコは一つも出ていなかった。

ただ、イノシシは徘徊しているようである。

Photo_20210403215601イノシシの糞です。。

毎年触れているが、タケノコは、イノシシとの競争だ。なにしろ、まだ穂先も出ていないうちにイノシシは掘ってしまうのだから。だから、近年は数本しか取れない有様。(最盛期は1日で4,50本くらいは掘れた。)
しかし、昨年は少し様子が違った。たしかに出始めはほぼイノシシに先んじられたのだが、とにかく豊作。次々と出るとイノシシも飽きたらしい。連休に入るころには、タケノコが続々と伸びて、それを私が掘って掘って堀りまくった。30本ぐらいにはなっただろうか。
なるほど、タケノコもたくさん芽吹くことで、捕食者を分散させる戦略を取っているのか。しかも時期をずらしている。なぜなら、まずイノシシが堀りとって食い(4月)、次に人間様が堀り(5月)、これで尽きたかと思わせて、実は6月ごろにまたタケノコは出てきたのだ。それを取り損なったから、林内には、わりと昨年のタケが何本も伸びている。これで、生存戦略としては成功かもしれない。

しかし、豊作の翌年は凶作になることが多いよなあ。つまり、今年は、あまり期待できないのではないか。少ししかできないのに、それをイノシシが食っていくのだから。人間様が食える分はないのではないか。

あるいはイノシシも飢えるかもしれない。昨年あった餌が、今年は極端に少なくなるのだから。

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