みどりの日はいずこ? 植樹・植林記念日の行方
明日からゴールデンウィークだそうである。で、29日だから「みどりの日」、と思っていたら、「昭和の日」に変わっていた (゚o゚;) 。
「みどりの日」は5月4日に引っ越したんだそうだ。祝日をそんなええ加減なことでいいのか。ちなみに4月15日から1カ月は「みどりの月間」だと。
そういや、先週4月22日はアースディとかで環境の日であった。実は4月の頭には愛林日(だいたい2~4日)と定められていて、それが植樹祭だったのだが、植樹祭も最近は5月に移っている。そもそも愛林日は、本来はアーボアデイ、植樹の日というアメリカの植樹運動の一環だった日で、最初は11月3日だった。それを4月の明治天皇祭に変えたのは本多静六である。
なんだかややこしいが、ようするに記念日は結構いい加減に日を変えているということと、4月5月は植栽関係の記念日になりやすいということだろうか。
今後、林業でも植林・造林が非常に重要になるだろう。伐採ばかりが林業ではない、ビジネスとしても種苗づくり、植林が強まるのではないか。逆に言えば、この点をしっかりしておかねば、日本の林業の今後は成り立たない。そのことを考えている林業家はどれだけいるのだろうか。伐りたがるばかりの人は時代後れ(笑)
また植樹の日でも制定したらいいのではないかね。
というわけで、こんな記事も書いておいた。
高齢化進む造林事業を"ビジネス"にして、伐採跡地に再造林を! 苗づくりや植え方を吟味して取り組もう | フォレストジャーナル
木曾式伐木運材図式の「鳥総立ち」の図
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