ラジオ番組の威力
今朝は、早起きして大阪の朝日放送に出向く。昨日、予告した通り、ラジオ番組「おはようパーソナリティ道上洋三です」への出演だ。
予定していた土倉庄三郎の「吉野山の桜買い占め大作戦」について話すのだが、実はそれに止まらなかった。吉野林業とは何か、明治期のエネルギー事情や林業が日本の近代国家の成立に果たした役割、そして庄三郎が行った自由民権運動や同志社、日本女子大などの教育への投資と熱意、全国植林行脚に山川省設立案に……吉野山だって、インバウンド需要を見込んだ先見性への投資だった!とあらんかぎり吠えるv(^0^)。
いやあ、ようしゃべったわ。
で、道上さんは、この土倉庄三郎について私が出版した『森と近代日本を動かした男 山林王・土倉庄三郎の生涯』にも触れていただけたのだが、これ絶版なのだ。
そこで私は「庄三郎を顕彰するNPO法人芳水塾の協力で、『樹喜王 土倉庄三郎』とタイトルを変えて出版し直しました。ただ、この本は書店では手に入りません。そこでネットで樹・喜・王~と書いて検索してください。すると私のホームページがヒットしますから、そこからメールで申し込んでいただければお求めいただけます」と力説。そんな面倒なことして探す人がおるのか。まあ、言うだけならええやろ、という思いである。
そして放送終了。ホッとしてスタジオを出たのだが……。
それから、スマホでメールをチェックするたびに、なんと続々と『樹喜王 土倉庄三郎』希望、とメールが入るではないか。
うわっ、こんなに番組に威力があるとは思わなかった。結局、今日だけで7冊の注文。これから大変だ。入金確認に発送手続きに……。
でも、さすが道場洋三さんの放送は力あるんだな。なおネットのRajikoでも聞いたという連絡があったから、関西圏にこだわらす聞けたのであった。
実は『樹喜王 土倉庄三郎』は、先日私の手元の最後の1冊が売れてなくなっていた。そこで川上村から送っていただいたばかりなのである。助かった。おかげでスムースに発送できる。願わくば、また手元からなくなるほどの評判を呼べばよいのだが。(芳水塾にも、どれだけ在庫があるのか心配。)
本当は、新資料も手に入っているので、この土倉庄三郎伝自体を書き直したい気持ちもある。そうだなあ、そのうちNHKでドラマ化するとなったときには改訂版を出すかv(^0^)。
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