BSプレミアムで「土倉庄三郎」の講談
明日の告知。
明日10日の午後7時からNHK・BSプレミアム(と、BS4K)で、「生中継!一目千本 吉野の桜」を行う。2時間の長尺番組だ。
生中継!一目千本 吉野の桜
4月10日(土)[BSプレミアム][BS4K]後7:00
3万本の山桜が咲き誇り、一目千本(ひとめせんぼん)とたたえられる「吉野の桜」。麓から駆け上がるように山全体が桜色に染まる様はまさに日本の極上美、圧巻!だ。吉野の桜は1300年前、桜を御神木とする山岳信仰と深く結びつき、人の手で植樹され、大切に守られてきた。圧倒的な迫力の風景美をたっぷりと味わう。ゲストは桜をこよなく愛する竹下景子、トラウデン直美。押尾コータローのギター演奏が満開の桜に華を添える。
この中で、旭堂南海による講談が行われ、そこで土倉庄三郎を取り上げる予定だ。内容は、主に吉野山の桜を全部買い占め……いや、伐採から守った男(^o^)。ぜひ、ご覧ください。
それにしても、急に土倉庄三郎のプチ・ブームが来ている。ラジオに週刊現代(こちらは、10行ぐらい載っただけ)と続いた。そしてテレビだ。
私は、写真提供で協力しているが、私の名前は出さない。写真と言っても、私のものではなく、取材を通してあちらこちらから提供されたものだからだ。私はデータとして預かっているだけ。それでは土倉家の誰から? と問われたのだが、いっぱいいて、出所がわからない(^^;)。だいたい複製されて所有者も多岐にわたるので、下手に名前を出すのは難しい。
たとえば、この肖像画。私も原典を探ったら、川上村図書館に飾られていたものだった。元は川上村第一小学校の玄関の正面に飾れていたそうだ。この製作は、庄三郎がなくなった1917年に、地域の人が寄付で40円集めて、大宇陀の松岡正雄という画家に頼んで描いてもらったものだという。大滝には10日間逗留して、完成したのはその年の10月29日。亡くなってから約3カ月後だった。
……とまあ、そんな逸話を発見して伝えたが、それが番組でどう使うかはお任せ。「川上村所蔵」とクレジットが入るだけかなぁ。
ともあれ、土倉庄三郎付いている。今回はテレビだから、影響力はあるだろう。ちなみに本の紹介はない(-_-;)よ。
一応、報告しておくと、今日も何件か『樹喜王 土倉庄三郎』の注文が入り、現時点で17冊になったか。なかには、ネット環境がないので、と懇意の書店に頼んで注文してくださった方もいる。町の書店もすごいと思う。書籍コードなしの本の取り寄せに協力するんですぜ。(手数料はもらうだろうけど。)ラジオの威力、おそるべし。
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