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2021/04/02

山火事を通報

ちょっと希有な体験をした。

できるだけ毎日山歩きをするようにしているのだが、だんだんコースに困るようになってくる。同じルートは歩きたくないからだ。そこで迷う中、今日は家を出てから生駒山系の北端近く、飯盛山に行くことに決めた。ここから北側に下って四條畷神社などを巡るコースはまだ行っていないと気づいたからだ。

車で楠公寺に行って、そこから飯盛山に登り、ついでに城跡も見ながら北へ下ろう……。この城は、かつて三好長慶が機内天下を納めた拠点だ。キリスト教の布教を許したから城下にはキリスト教徒がたくさん生まれて、教会も建てられ南蛮文化が栄えた都となったのである。たった数年だけと……。そして山城としても、結構な規模を誇る。当時は珍しい石垣もつくっているし。

というわけで、楠公寺から南の郭跡を巡ったのだが、そこで何やら妙な音が。パチパチと草が燃えて爆ぜる音だ。見回したが、とく煙は見えないのだが……どこかで草刈りと野焼きをしているのか???

気になったので、千畳敷と呼ばれる(もっとも広い郭)の奥に向う。そこから音が聞こえたからだ。郭の周りは急峻な崖になっている。いよいよ音が派手になってきた。そこで斜面を下って音のありかを探す。すると、煙が上がって、炎が見えた。人気はない。

こりゃイカン。山火事だ。谷底が燃えて火が斜面を上がってくる。

2_20210402224501 山火事確認現場。

すぐに電話で119番。電波状態はあまりよくなかったが、飯盛山城が火事です、と伝える。わかってくれない(笑)。

まあ、それからああだこうだと場所の説明をしたのだが、そのうちに炎は斜面を駆け上って、郭の縁まて燃えだした。5分くらいの間にかなり広がったのである。とにかく消防隊を送るというので、私は待機しつつ、火を消す。と言っても足で踏みつぶす以上のことはできないのだが。

それでもササや落葉の燃えるのを抑えて少しは延焼を防いだが、そのうち大きな炎が樹木まで焦がしだした。

しかも風で、どんどん範囲が広がる。

Photo_20210402223601 炎が樹木まで移ってきた。

消防隊はなかなかやってこない。ちょっといらつきつつ待っていたが、ようやく到着したのは30分くらい経ってからか。ここまでのルートを見つけるのに手間取ったか。ちょっとややこしく、道も狭い。3~4人の消防隊員が来たが、消す道具類を何も持っていない。FM局までは道路もあるからそこからホースを伸ばすかと思っていたのだが、どうも放水車はそこまで登れないみたい。しかも消火栓がない。結局、楠公寺当たりから数百メートルもホースを伸ばすことになったようだ。

Photo_20210402223001 グーグルマップより。

飯盛山の南隣の峰にはNHKのFM局と、FM802の送信アンテナが建っているのだが、その裏である。真ん中に見える建物がFM局で、右上が楠公寺。火災場所は赤く塗ったところ。その間が平坦な土地が郭。

一応、私への事情聴取もあって、これまでの成り行きと連絡先を伝えた。

……ここまでで私の役割はオシマイ。その後、飯盛山を巡って……もう時間がない。仕方ないので北の郭を巡って、石垣なども確認して、帰ることにした。しかし、今度は警察から電話があって、電話で事象聴取。そして消防隊に消防団、そして警察関係車両と、山の中に続々と押しかけてくる。

最初はボヤぽかったのだが、意外や火はなかなか消えないようだ。そもそも自然発火とは考えづらく、不審火にしても、燃え始めた谷底には何もない。もしかしてマイナーな山道があって、そこに入った人が良からぬことをしたのか。不審者は見なかったか、と聞かれたが……。

もし誰も気づかないまま放置したら、どこまで燃えたか。郭の樹木まで燃え広がったら、FM局も煙に包まれたかもね。

もしかして飯盛山城が焼け落ちる幻影を(脳内に)見られたかもしれない。

私も、さすがに現在進行形の山火事に遭遇したのは初めて。通報も初めて。焼き畑するため山に火をつけたことはあるのだが、山火事とは違うわ。希有な体験だろう。そのとき、私は何を思ったか。

あ、これで今晩のブログネタは決定だな……であった(^^;)\(-_-メ;)。

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コメント

こないだの栃木だったかの山火事も登山者の煙草の不始末かと言われています。

記事を見ていて、誰も居ない山中では疑われてもとハラハラです。御注意を。

やはり人為的でしょうね。谷に人が入れる道があるのかそのうち確かめてやろうと思っています。タバコが焚き火が……。

私自身が疑われたわけではありませんが、消防も警察も不審火扱いでした。

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