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森と林業と田舎の本

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2021/04/21

奈良女子大に工学部!女子学生の進路……

22年度、つまり来年度に奈良女子大学に工学部を新設するというニュースを目にした。私立も含め女子大では初の工学部設置なんだそうだ。

もともと奈良女は、文学部のほか、理学部、生活環境学部の3学部があるが、後者2つは理系であるから、わりと理系に強い女子大という位置づけなんだろうが、そこに工学部とはちょっと面白い。工学部工学科の入学定員は45人で、これはほかの学部の定員を削るみたいだから、全体では定員増にはならないのかな。

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なお2つの専門コースを設ける。「人間情報分野」は生体医工学系と情報系、「環境デザイン分野」は環境、建築、造形などのデザインと、材料系(有機、無機、物理化学・高分子等)がある……。一方で人文、社会、芸術など幅広い教養科目を学ぶ。 学生が自分で研究分野を見つけ出して行うリベラルアーツ的な、真の研究大学をめざすのだそうだ。

近年の大学の改編には、就職先を意識した学部学科づくりが流行っているが、開き直って研究大学なんていいじゃないか。ちなみに来年度は、奈良教育大学と「国立大学法人奈良国立大学機構」を設立する予定もあるから、ガラリと変わる。教育大は男子もいるし。

私的には、奈良女も奈良教も、キャンパスにシカが戯れている風景が好き(笑)。それがなくならないのなら結構だ。

まあ、女子大に工学部を設ける意味は、いろいろあるのだろう。潜在的な工学好き女子を取り込めるのかもしれない。(通常の工学部には入りにくい女子も多いだろう。)
それは結構なことなのだが、今年度は林業系のフェレスターアカデミーに、西吉野農業高校が新設されたから、なんだか奈良の教育環境はどんどん変わっていく感じがする。同時に、学生もめざす方向が広がってきて、これまでのように学んだ学問分野に沿った就職先をめざすわけではなくなってきた。私自身が、農学部出身なのに当初はマスコミ系に就職したのだからエラそうに言えないのだが、当時はかなり変わり種扱いされたことを思い出すと、発想も変化してきたと感じる。


で、それと何の関係もないのだが、最近、奈良女出身で海外留学もしていて、現在は某大学院に在学中の女学生から、林業系に就職したいという(メールで)相談を受けた。すでに別分野の会社の内定をもらっているのに……木材の夢まで見るそうだ。

う~ん。もちろん自らの進路は自らが決めるべきだと思うし、そのような返信もしたが、正直、不思議な気持ちになる。なぜ、そんなに林業系に行きたくなるのか。だいたい『絶望の林業』を読んだというのに、なぜ林業に行きたいと思うというのは、私の脅し(笑)が足りなかったか。そんなに林業って、魅力ある?

待遇も悪ければ、リスキーすぎる(笑)。そして思い描くような「森林を守る仕事」になりそうになくて……。でも、私のところに同じような相談に来た女子学生は、みんな森林林業系に就職している。私の助言などいらないんじゃない\(^o^)/。

少なくても「林業めざしたい?、いいよ、やれ!やれ!」と無責任に応援する気になれない。自分の娘の進路にも口は出さなかったが、もし林業をやりたいと言い出したら、最大限に引き止めただろう(笑)。考えてみれば、男子だって同じはずなんだが、男子は止めない(笑)。

林業界は、通常?の業界とレベルが違いすぎるよなあ。

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